上信電鉄700形電車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 09:38 UTC 版)
「JR東日本107系電車」の記事における「上信電鉄700形電車」の解説
100番台のうち2次車グループであるR7・R8・R13 - R16の6編成12両は上信電鉄に有償譲渡された。2018年10月には、そのうち1編成の転用改造が進められている様子が公開され、2019年3月10日から700形として、上信線(高崎 - 下仁田間)で運行を開始した。2020年2月までに5編成が編成毎に違う車体色で就役している。 上信線では2両編成のワンマン運転として運行されるため、先頭車の運転台にワンマン運転用に客室扉の開閉スイッチを取り付け、助士席側の運行番号表示器が取り付けられていた位置にワンマン表示の設置、車内は運転室側に両替機能付きの運賃箱と乗車整理券発行機、天井の運転室側と中程に枕木方向にLCD車内案内表示器の設置がなされた。同時に座席や化粧板も全面的に更新されて、バリアフリーに対応したスペースも設置された。 外見上の変化は、営業時に連結運転をしないことからわたり板・ほろを撤去、前面スカートの開口部を封じた他、転落防止幌を装備し、上信電鉄仕様の無線アンテナと密着自動連結器に変更するなど、細部が中心である。なおトイレについては自社で汚物処理ができないため、窓はそのまま残されているものの汚物処理タンクなどの設備が撤去され「機器室」とされており、営業運転時は閉鎖されている。 各編成の外観 701編成(元R7編成) 702編成(元R13編成)下仁田ジオパーク広告車 703編成(元R15編成)群馬サファリパーク広告車 704編成(元R16編成) 705編成(元R14編成) 車内 LCD車内案内表示器・乗車整理券発行機・運賃箱が設置された車内 バリアフリーに対応したスペース 編成車番運用開始日JR時代の編成番号塗装備考←下仁田 高崎→第1編成 クハ751+クモハ701 2019/03/10 R7 アイボリーと緑のツートン塗装 屋根上の信号炎管存置 第2編成 クハ752+クモハ702 2019/03/28 R13 下仁田ジオパークの広告車アイボリー塗装にラッピング 第3編成 クハ753+クモハ703 2019/09/11 R15 群馬サファリパークの広告車ホワイトタイガーを模した塗装で前面スカートも黒色 屋根上ベンチレーターを撤去 第4編成 クハ754+クモハ704 2019/12/15(臨時)2019/12/16 R16 JR107系リバイバルカラー 屋根上ベンチレーターを撤去方向幕をフルカラーLED表示機に交換 第5編成 クハ755+クモハ705 2020/02/29 R14 コーラルレッド地・濃紺帯(200形などでみられた旧上信標準色) 屋根上ベンチレーターを撤去方向幕をフルカラーLED表示機に交換
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