三人の妻:サーバ、マニーサー、グラーニアとは? わかりやすく解説

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三人の妻:サーバ、マニーサー、グラーニア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/16 20:26 UTC 版)

フィン・マックール」の記事における「三人の妻:サーバ、マニーサー、グラーニア」の解説

最初の妻サーバ妖精であり、同族の黒いドルイドによって鹿に変えられた彼女が砦の近く逃げ込んだのをフィン助けて出会った本当の姿を取り戻した彼女と暮らす内に二人愛しあうようになり、妖精の彼女との種族寿命の差による多く悲しみ苦難覚悟して婚姻結んだ。妻の傍から離れたくないためフィン狩りにも戦にも興味無くし騎士たちからは「人が違ってしまった」と囁かれるほどに深く愛し合い幸せ暮らしていた二人だったが、フィンが国と契約結んでいる騎士団長役目としてどうしても出陣せねばならない戦に出かけている隙に、フィン化けて現れた黒いドルイドによってサーバは再び鹿に変えられ攫われてしまい、フィン七年間彼女を必死に探すものの見つからなかった。その後出会った不思議な少年から、彼が自分とサーバの子供であること、鹿に変えられサーバは黒いドルイド拒み続けたものの、最後は体を操られ従わされたことを聞かされフィン二度とサーバ会えないことを悟ったサーバ残してくれた息子には、アシーン(ちいさな子鹿、の意)と名付けた長い年月経った後に迎えた二人目の妻は黒膝のガラドの娘マーニサーであった。子も成し彼女との生活は順調に進んだが、彼女はフィンより先に死んでしまい、老年差し掛かったフィンはまたも一人身と成りサーバ失った悲しみ思い出されるうになる。アシーンはそんな父の気持ち理解して結婚薦め、ディアリンはフィン新たな妻の候補上王の娘グラーニア挙げるフィンはあまり乗り気ではなかったものの、グラーニアを妻に迎えたい上王申し出るように命じた。アシーンたちがフィンとの結婚について上王グラーニア申し出たところ、二人了承を受け、グラーニアフィン結婚決まった。しかし、結婚の宴の場でグラーニア老年フィンとの結婚嫌がりディルムッド・オディナ惚れ込んで、彼をゲッシュによって縛り駆け落ち強制させてしまう。 妻となるはずだったグラーニア連れて騎士団抜けたディルムッド激怒したフィン全力持ってディルムッド殺そうとするが、配下騎士たちはディルムッドとの友情から、あまり気乗りはしなかった。長い追走の内に人間ではディルムッド追い詰めることはできない知ったフィン育ての親魔女助力を願うが、彼女も返り討ちにあってディルムッド殺されてしまう。自分たちの不和多く騎士養い親の命を奪ったことに気落ちしたフィンディルムッド和睦を結ぶことになる。しかし恨みは完全には消えておらず、その後ディルムッドフィン前に恐ろしい現れた際、挑みかかる彼を見て笑いたいような、泣き嘆きたいような、2つ感情が心のなかでせめぎあいイノシシの牙により致命傷負った彼を癒し助けることを拒むディルムッドオスカ言葉でかつての忠義と恩を思い出し助けようとするが、グラーニアのことを思い出す度に手からはこぼれてしまい、オスカ言葉もあって三度目ディルムッド元へを運ぶことに成功するが、同時に彼は息を引きとり、ディルムッド親友であったオスカとの間に確執生まれてしまう。その後グラーニア元に時間をかけて通い、彼女に軽蔑されても愛情深い態度崩さずゆっくりと構えることで、ついには彼女と再び正式な婚姻結んだ。しかし騎士たちの反応冷ややかなもので、フィンディルムッドよりグラーニア選んだ割の悪い取引をしたと蔑んだその後グラーニア一生を砦で過ごす。 しかし、グラーニアは「ディルムッド以外を愛さない」というゲッシュ誓っており、生涯未亡人貫いた。又は、ディルムッド失った悲しみのあまり後を追うように死んでしまった、という伝承もある。

※この「三人の妻:サーバ、マニーサー、グラーニア」の解説は、「フィン・マックール」の解説の一部です。
「三人の妻:サーバ、マニーサー、グラーニア」を含む「フィン・マックール」の記事については、「フィン・マックール」の概要を参照ください。

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