三井住友銀行東館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 14:44 UTC 版)
「三井住友銀行本店ビルディング」の記事における「三井住友銀行東館」の解説
大手町本部ビル跡に建てられた地下鉄駅直結の地下4階 地上29階建ての建物である。本店ビルディングは三井不動産が建設し、一棟借りし本社ビルとしているが、今回は三井住友銀行が自社ビルとして建設し、東館の完成をもって日比谷・大手町に分散していた本社機能の大手町への統合が完了した。2棟で本社機能を担う。 本店ビルディング同様、「伝統・先進性・本物」をコンセプトに、歴史ある皇居にほど近い立地に配慮し、かつ日本を代表するメガバンクにふさわしい風格を持ち、単なる装飾を排し、機能や仕組みをデザインすることを旨とし整備が進められた。外観は低層階では、地区計画による景観ガイドラインに従って概ね31mの高さの質感のある石の基壇を形成し「伝統と安定」を表現。高層部は本店ビルディング同様、石と金属の対比によって先進性を表現しながら、単なる表層の飾りではなく、構造、環境配慮を融合したデザインをさらに発展させたものとしている。基準階事務室はダブルスキンによって、主要幹線道路からの騒音が緩和され、キャビティ内に構造柱を配することによってオフィスに全く柱型のないフレキシブルな執務空間がつくり出されている。 事業継続計画(BCP)に配慮した計画とし、主要機械室の地上化による水害対策を講じた他、大災害によるインフラ途絶時にも施設を数時間稼働できるような電源・熱源の冗長構成とし、災害に強い銀行ビルを具現化。また各種環境配慮の取り組みにより、2015年6月CASBEE Sクラス認証を取得している。 本部部署および関連会社のほか、6階には東京健康サポート室が入る。また2021年7月5日から、SMBC信託銀行が西新橋と東新宿に分かれていた本社・本部機能を順次移転させ、11月22日、4階に本店営業部を開設した。
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