ワタル君との出会いと日本語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 05:25 UTC 版)
「デーブ・スペクター」の記事における「ワタル君との出会いと日本語」の解説
小学5年生の頃に日本からシカゴの学校に転校してきたワタル君を驚かせようと「郵便局はどこですか?」という日本語を覚え披露したところ、ワタル君は大変に感激し、「日本語(の発音)が上手だ」とほめてくれた。それをきっかけにデーブは日本に対し強い興味を持つようになり、毎日50個以上の日本語単語を覚えることが日課となった。 デーブはワタル君が持っていた週刊少年サンデーや週刊少年マガジンなどの少年漫画に興味を持ち、「ワタル君の日本漫画を読みたい」という気持ちが生まれた。日本語を覚えるため、簡単な文章で漢字にルビがふってある『めばえ』、『小学一年生』などの幼児・児童雑誌を活用した。日本の漫画をよく読んでいたことについては、『おそ松くん』に出てくるチビ太がいつも手にしているおでんを見て、それが食べ物であると知るまで「何らかの武器であるに違いない」と信じ込んでいたと語っていることからも.mw-parser-output ruby.large{font-size:250%}.mw-parser-output ruby.large>rt,.mw-parser-output ruby.large>rtc{font-size:.3em}.mw-parser-output ruby>rt,.mw-parser-output ruby>rtc{font-feature-settings:"ruby"1}.mw-parser-output ruby.yomigana>rt{font-feature-settings:"ruby"0}窺(うかが)える。ちなみにワタル君とは現在にいたるまで親交が続いている。 他にも、学校の授業が終わったあと週1回1時間の日本語授業を地元の日本人補習校で受け、アメリカ人でありながら卒業生総代となった。また、日本人学生を対象にしたシカゴ日系人会主催の日本語弁論大会で、2年連続優勝を果たしており、当時の状況から日系人でないアメリカ人の子供が日本語弁論大会に優勝すること自体が快挙だった。論文の題は「三島由紀夫の生涯と自殺」であった。 日本語を覚えるのに役立った本として井上靖の小説を挙げている(井上の本を読み始めた時期は不明)。なお現在でも日本語の単語を1日に3つから5つ覚えることを欠かさず、どんな場面においてもコメンテーターとして専門用語を理解し使いこなしている。
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