ワクフバンク・テュルクテレコムへの移籍
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「木村沙織」の記事における「ワクフバンク・テュルクテレコムへの移籍」の解説
2012年7月10日、ロンドンオリンピック終了後の2012年 - 2013年シーズンよりトルコリーグのワクフバンク・テュルクテレコムへ移籍することが発表された。年俸は1億円。 同年8月16日、スポーツビズとマネジメント契約を締結。 9月7日に成田空港からトルコへ向け出発した。空港では記者会見を行い「いろんな面で成長できるように頑張りたい」と抱負を述べた。同日、トルコに行っている期間だけ更新するという『木村沙織オフィシャルブログ「木村沙織のトルコ奮闘記」』をアメーバブログにて開始。10日にはイスタンブールでの入団会見に出席し、新チームでの抱負を述べた。また、本人の希望で決まったという背番号「18」のユニフォーム姿も初披露した。9月末を持って東レ株式会社を退社(東レアローズを退団)した。 2013年1月31日、寝具メーカーである東京西川とスポンサー契約を締結したことが発表された。3月12日にはトルコ航空とオフィシャル・エアライン・パートナー契約を締結したことが発表された。 同年3月、欧州チャンピオンズリーグにおいて優勝を果たした。予選ラウンドではスタメンで起用されることが多かったが、主にスパイク面で苦労し、PLAYOFF12以降はピンチサーバーからの守備固めで起用される事が多くなった。決勝のラビタ・バクー戦では3セット全てで途中出場し、サーブや後衛でのサーブレシーブで貢献した。決勝戦後には「絶対勝ちたいと思って臨んだので、優勝して本当によかった。すごくラッキーだなと思います。サーブで攻めて流れをいい方に変えるなど、(チームの)いいリズムをキープするのが一番の役割だと思っていた。」と語った。指揮官であるジョバンニ・グイデッティ監督からは「ほぼ完璧」と賞賛された。準決勝では佐野優子の移籍先であるガラタサライ・ダイキンと対戦し、史上初となるFINAL4での日本人対決が実現した。その準決勝と決勝戦の模様はBSフジにて生中継された。ワクフバンクはトルコカップ、トルコリーグも制覇し、公式戦無傷の47連勝で3冠を達成し、最高の形でこのシーズンを終えた。 同年5月13日、眞鍋政義全日本女子監督に指名され、2013年度の全日本キャプテンに就任(バレー人生初のキャプテン)。2012/13シーズン限りで現役引退を決めていたが、眞鍋から熱心に勧誘され翻意したことを公表した。そして、「元キャプテン竹下佳江のキャプテンシーを受け継ぎたい」という気持ちから、竹下が付けていた背番号「3」を希望したという。 同年6月3日、ダイキン工業(同じトルコリーグガラタサライのスポンサー親会社)は、ワクフバンクからガラタサライへの移籍に合意したことを発表。
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