ワキ50000形とは? わかりやすく解説

ワキ50000形

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/18 07:02 UTC 版)

国鉄ワキ10000形貨車」の記事における「ワキ50000形」の解説

ワキ50000形は、コキ50000形との併結運用を可能としたワキ10000形からの改造車で、1977年昭和52年)から1980年昭和55年)にかけて25両(ワキ59000 - ワキ59024) が改造された。 1978年昭和53年10月ダイヤ改正東京 - 九州間の特急貨物列車減少し、かつ、コキ10000使用列車相当数コキ50000系に置き換えられたことから、コキ50000系の列車併結する必要が生じたための対応である。以後新製想定したため車両番号は 59000 番台付番したが、新製はなされていない改造ブレーキ装置変更が主で、種車CLE 方式から電磁弁撤去した CL 方式応荷重装置自動空気ブレーキ)とし、「A 急ブレーキ弁」を追設してブレーキ伝達速度維持している。連結器周囲空気管・元空気溜管 (MR)・車端部締切コック開閉装置撤去された。台車は TR203 形のままであったが、空気ばね自動高さ調整弁絞り小径化して空気消費抑制した。これは空気ばね空気供給源を MR から通常のブレーキ管 (BP) に変更したためで、本形式一列車で連結両数制限対象車とされた。外部塗色は側扉を除く車体各部とび色2号変更している。 1977年昭和52年改造の4両(ワキ59000 - ワキ59003)は先行改造車で、A 急ブレーキ弁追設のみを施工し10000系貨車とも引き続き併結可能な仕様とされた。翌年から本格改造施工ワキ59004 - )され、先行改造車同一仕様への追加改造なされた改造種車丸屋根前期形集中し後期形改造車は6両(ワキ59007 - ワキ59010, ワキ59020, ワキ59022)のみである。1983年昭和58年)からはコキフ50000形との台車交換行い同形式から発生した TR223B 形を装備している。 落成後東京 - 北九州間などでパレット輸送用いられ1987年昭和62年)のJR移行では25両全車が日本貨物鉄道JR貨物)に承継された。梅田駅東小倉駅常備され、後年には小型コンテナ輸送用として継続使用されたが、1995年平成7年)までに全車除籍されている。

※この「ワキ50000形」の解説は、「国鉄ワキ10000形貨車」の解説の一部です。
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