レイシスト・「人種改良論者」とは? わかりやすく解説

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レイシスト・「人種改良論者」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 04:22 UTC 版)

フランクリン・ルーズベルト」の記事における「レイシスト・「人種改良論者」」の解説

ルーズベルト人種観、特に異人種間の結婚対す考えは、現代的な視点から判断すれば基本的にレイシズム基づいていると言えるが、その上でもやや一貫性のないものである太平洋戦争会議Pacific War Council)では、「人類は、均等な機会与えられるのならば、うまく混ざるだろう。(戦後は[引用者註])我々が知っているような人種差別軽減されて、世界の国々人種のるつぼのようになるだろう」と語る一方で、駐米イギリス公使ロナルド・キャンベル(Ronald Hugh Campbell)との私的な会話では、ルーズベルトは、スミソニアン博物館研究者であるアレス・ハードリチカによる、日本人頭蓋骨は「われわれのより約2000年発達遅れている」という見解紹介した上で、「人種間差異重視し人種交配によって文明進歩する」などと語り、「インド系ユーラシア系とアジア人種、欧州人アジア人種を交配させるべきだ。だが日本人除外する」、「日本人敗北した後は、他の人種との結婚あらゆる手段用いて奨励すべきである」などとキャンベル語ったという。 このような自らの人種差別的感情と、第二次世界大戦以前からのアメリカにおける日本人対す人種差別的感情背景に、1941年12月対日開戦後には妻エレノアからの反対をも押しのけて、大戦中にアメリカ国内アメリカの影響にあったブラジルメキシコペルーなどの中南米諸国において、ヒトラーユダヤ人強制収容同様の日系人の強制収容政策推し進め、自由を束縛するとともに財産放棄せざるを得ない状況追い込んだ。 さらに1944年6月13日には、アメリカ新聞が「ルーズベルト大統領が、フランシス・E・ウォルター連邦議会下院議員からレターオープナー贈呈されたが、それが日本兵の腕の骨から作られたものである」と報じたその後ルーズベルトは、レターオープナー返還適切な葬儀命じている。 「米軍兵による日本軍戦死者の遺体の切断」も参照

※この「レイシスト・「人種改良論者」」の解説は、「フランクリン・ルーズベルト」の解説の一部です。
「レイシスト・「人種改良論者」」を含む「フランクリン・ルーズベルト」の記事については、「フランクリン・ルーズベルト」の概要を参照ください。

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