リビアの米国外交使節団への攻撃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 04:38 UTC 版)
「イノセンス・オブ・ムスリム」の記事における「リビアの米国外交使節団への攻撃」の解説
詳細は「2012年アメリカ在外公館襲撃事件」を参照 アラビア語版の映画はアラブ世界での一連の米大使館攻撃につながった。カイロとベンガジの両大使館が攻撃され、ベンガジの攻撃では大使のクリストファー・スティーブンスを含む4人の米国人の死に至った。"バシル"は大使の死を残念に思うと言いつつも、領事館の警備体制が悪いと非難した。 アフガニスタンでは、YouTubeを遮断することを決めた。 ハーミド・カルザイ 大統領は、映画の制作者は"悪魔の行為"を犯したと語った。バシルは、現在の状況が彼に危害を加える口実として使用されることを恐れて身を隠してしまった。しかし彼は映画を擁護し続けている。 Google は YouTube 動画を削除しない方針である。 エジプトのムハンマド・ムルシー大統領は9月12日に、映像の背後にいる"狂人"を訴追するように米国政府に促す一方、「私有・公有の財産や外国の外交使節・公館を攻撃することは許されない」と自国の米国大使館に対する暴力的な行為を批判し、抗議運動は平和的に行うよう求めた。 クリントン米国務長官は9月13日、「このビデオは嫌悪感を抱かせ、非難されるべきものだ」「米政府とは無関係であり、その内容とメッセージは全く認められない」と述べた。 ロサンゼルスのコプト正教会教区の司教セラピオーンは声明で「この映画の製作者は自分の行動に責任を持つべきだ。私たちの祝福された教区民の名が下心を持つ個人の行動と関連付けられるべきではない」と述べた。 パン・ギムン国際連合事務総長は9月14日、外交官殺害事件を非難し抗議デモの参加者たちに自制を求める一方、映画について「憎しみに満ちた、胸が悪くなるような映像だ。意図的に中傷と流血を誘おうとしており、表現の自由を悪用した恥ずべき行為だ」と強く非難した。 外務省からは「預言者ムハンマドを侮辱する映画に対する抗議デモ等に関する注意喚起」として2件の広域情報が出されている。
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