アレクサンダー・ラエフスキー
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2023年撮影
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人物情報 | |
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生誕 | 1984年4月(40歳)![]() ![]() |
居住 | ![]() |
出身校 | モスクワ大学アジア・アフリカ諸国大学 モスクワ大学心理学研究科博士課程 |
学問 | |
活動地域 | ロシア、日本 |
研究分野 | 言語心理学、宗教心理学 |
研究機関 | 東北大学 |
学位 | 日本学修士(モスクワ大学) 心理学博士(モスクワ大学) |
主要な作品 | 『私の日本理解 龍からポケットモンスターまで』(Я понял Японию. От драконов до покемонов)(2022) |
学会 | 日本心理学会、日本味と匂学会 |
公式サイト | |
http://alljapan.xyz/ |
ラエフスキー・アレクサンダー(ロシア語: Александр Раевский、Raevskiy Alexander、1984年4月13日-)は、ロシア連邦モスクワ出身の心理学者[注 1]。東北大学大学院文学研究科・文学部助教。研究分野は言語心理学、宗教心理学。
経歴
モスクワで生まれ、2006年モスクワ大学のアジア・アフリカ諸国大学を卒業(日本語専攻)、同年から2009年にかけて同大学心理学研究科博士課程に在籍[1]。また、2004年から2005年まで東海大学、2007年から2008年まで早稲田大学に留学した。
2009年からモスクワ大学心理学部の教員となり、日本語および日本の歴史と文化について研究・講義を行った。
2015年、オウム真理教事件をテーマとした博士論文「日本の宗教テロの社会心理学的要因」を提出し、2016年心理学博士[1][2]。
2019年から東北大学客員研究員であり、日本語の音象徴やオノマトペを主な対象として、言語と認知の関係についてついて研究している。2024年現在は助教として勤務している[1]。2022年から2023年にかけては、東北大学ヨッタインフォマティクス研究センター特任助教も務めた。
2022年、日本の歴史とアニメやマンガ、和食などの文化について論じた書籍『私の日本理解 龍からポケットモンスターまで』(Я понял Японию. От драконов до покемонов)をロシアの出版社のASTから刊行[3][4]。

日本文化についてロシア語で紹介するYouTubeチャンネルを2014年から運営している[5]。また、ロシアでは「ラーメン・バンド」(Группа Рамэн)という4人組バンドで音楽活動も行っており、ウクレレ・ボーカルと作曲を担当している[6]。
メディア出演
ロシア国内では、日本文化に関する多くのラジオ・テレビ番組に専門家として出演している (ラジオマヤーク、ラジオロシア、TVチャンネル360、コメルサントFM、NTVチャンネルなど)。特に、Russia-Kの番組には数多く出演し、以下のテーマについて扱った。
- 「日本の靴に対する態度」[7]、
- 「日本の思考のヒエラルキー」[8]、
- 「日本の秩序ときちんと感」[9]、
- 「贈り物の伝統」[10]、
- 「日本の漫画」[11]、
- 「時間との関係」[12]、
- 「寿司とうま味」[13]、
- 「働く精神」[14]、
- 「相撲」[15]、
- 「武士道」[16]、
- 「日本のテレビ」[17]、
- 「若者の運動とストリートファッション」[18]、
- 「引きこもり」[19]、
- 「日本文化における幽霊」[20]、
- 「日本の祝日」[21]、
- 「日本の詩」[22]、
- 「雛祭り」[23]、
- 「花見」[24]、
- 「地震 - 日本文化における地震の現象、イメージ、結果について」[25]、
- 「和服 」[26]、
- 「ごみに対する日本の姿勢」[27]、
- 「月見」[28]、
- 「日本の風呂」[29]、
- 「日本のお守り」[30]、
- 「日本についての神話」[31]、
- 「山と火山に対する日本人の姿勢」[32]、
- 「芸妓」[33]、
- 「盆栽」[34]、
- 「切腹」[35]、
- 「日本の礼儀」[36]、
- 「日本文化における自己規律」[37]、
- 「日本の高齢者に対する姿勢」[38]、
- 「日本のテーブルマナー」[39]、
- 「日本人はどのように人々をタイプに分けるのですか?」 [40]、
- 「日本の無意味な発明」[41]、
- 「宮崎駿のアニメの登場人物」[42]、
- 「日本の珍しい博物館や場所」[43]、
- 「折り紙。人気のエンターテインメントと哲学?」 [44]、
- 「日本で最も美しい10の場所」[45]、
- 「日本のタトゥー」[46]、
- 「ヤクザ」[47]、
- 「ゴジラ」[48]、
- 「奇妙な日本のスポーツゲーム」[49]、
- 「恥のテーマ」[50]、
- 「可愛い」[51]、
- 「日本の人工食品」[52]、
- 「ジャパニーズデザイン」[53]、
- 「日本社会におけるジェスチャーの重要性」[54]、
- 「もったいない」[55]、
- 「コダワリ」[56]、
- 「泣き相撲」[57]、
- 「フグ」[58]、
- 「花札」[59]、
- 「北海道と冬の伝統」[60]、
- 「日本の3つの最も重要な植物のシンボル」[61]、
- 「日本のロボット」[62]、
- 「日本人形」[63]、
- 「令和」 [64]、
- 「パチンコ」[65]、
- 「マスコット」 [66]、
- 「プリクラ」[67]).
また、世界の文化について紹介するロシア語のYouTubeチャンネル「Level One」では、日本の文化・歴史と心理学に関する動画を担当している[68]。
脚注
- ^ a b c ラエフスキー・アレクサンドル
- ^ モスクワ州立大学の科学研究のためのインテリジェントシステム:AlexanderRaevskyによる研究
- ^ アレクサンドル・ラエフスキー(モスクワ大学心理学部准教授、東北大学客員研究員): 私の日本理解 龍からポケットモンスターまで 日ソ、2024年12月31日閲覧。
- ^ アレクサンダー・ラエフスキー (2022) (ロシア語). 私の日本理解 龍からポケットモンスターまで. モスクワ: AST. pp. 368. ISBN 978-5-17-145160-8
- ^ Александр Раевский 2024年12月31日閲覧。
- ^ Группа Рамэн ВСЯ ЯПОНИЯ(本人のロシア語ホームページ)、2024年12月31日閲覧。
- ^ 2014年4月10 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2014年4月14 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2014年4月21 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2014年5月12 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2014年5月19 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2014年5月27 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2014年9月15 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2014年9月25 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2014年10月1 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2014年10月14 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2014年11月12 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2014年11月17 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2014年12月18 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2015年1月28 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2015年2月4 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2015年2月25 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2015年3月3 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2015年4月2 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2015年4月14 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2015年5月12 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2015年9月17 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2015年9月21 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2015年10月8 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2015年10月27 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2015年12月23 (TVチャンネル「文*化」)
- ^ 2016年1月21 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2016年3月3 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2016年3月15 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2016年4月11 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2016年9月12 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2016年10月3 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2016年10月18 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2016年11月21 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2017年1月11 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2017年1月24 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2017年2月14 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2017年3月2 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2017年3月28 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2017年10月5 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2017年10月30 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2017年11月23 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2017年12月14 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2018年1月15 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2018年2月8 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2018年2月22 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2018年3月15 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2018年4月4 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2018年5月17 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2018年5月29 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2018年9月24 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2018年10月15 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2018年11月7 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2018年11月26 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2019年1月21 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2019年2月4 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2019年3月25 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2019年5月8 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2019年5月20 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2019年9月11 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2019年9月25 (TVチャンネル「文化」)
- ^ 2019年10月14 (TVチャンネル「文化」)
- ^ Level One 2024年12月31日閲覧。
注釈
- ^ 勤務先の東北大学のホームページでは「ラエフスキー アレクサンドル」と表記されている
外部リンク
- アレクサンダー・ラエフスキー (@sunday.sendai) - Instagram
- [1]
- “Raevsky Alexander Evgenievich”. モスクワ州立大学心理学部のサイト. 2021年10月11日閲覧。
- “論文「日本における宗教テロの社会心理学的要因」を擁護するために。”. モスクワ州立大学心理学部のサイト. 2021年10月11日閲覧。
- アレクサンダー・ラエフスキー (2022) (ロシア語). 日本を理解できました。 ドラゴンからポケモンまで. モスクワ: 出版社AST. pp. 368. ISBN 978-5-17-145160-8
- “ロックグループ「ラーメン」”. 日本のクローズアップ. 2021年10月11日閲覧。
- “教員のよこがお 助教 ラエフスキー アレクサンドル”. 東北大学. 2023年5月13日閲覧。
- アレクサンダー・ラエフスキー (2023年10月19日). “オウム真理教:すべての人を滅ぼそうとした教団の物語” (ロシア語). 「レベルワン」(チャンネル). 2023年12月3日閲覧。
- アレクサンダー・ラエフスキー (2023年11月9日). “武士の時代の終わり” (ロシア語). 「レベルワン」(チャンネル). 2023年12月3日閲覧。
- アレクサンダー・ラエフスキー (2023年11月23日). “日本神話:恐怖を引き起こす伝説” (ロシア語). 「レベルワン」(チャンネル). 2023年12月3日閲覧。
- “アレクサンダー・ラエフスキー” (ロシア語). Level One. 2023年12月3日閲覧。
- “「アレクサンダー・ラエフスキー」 (チャンネル)” (英語). SOCIAL BLADE (2011年9月9日). 2023年12月3日閲覧。
- “「レベルワン」(チャンネル)” (英語). SOCIAL BLADE (2023年9月18日). 2023年12月3日閲覧。
ラエフスキー ・アレクサンダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 20:26 UTC 版)
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