ヤーキス天文台
分類:天文台・観測所
名称:ヤーキス天文台
望遠鏡の種類:光学望遠鏡
国名:アメリカ
所在地:ウィスコンシン州
口径:101センチ(屈折望遠鏡)/270センチ(反射望遠鏡)解説:アメリカ五大湖のひとつミシガン湖のそばにあるヤーキス天文台(北緯42度34分、西経88度33分、海抜334メートル)は、世界最大の屈折望遠鏡を持っています。20世紀の前半の頃には、世界の天文学をリードする中心的な天文台であり、日本をはじめ各国から積極的に天文学者を招いて交流を図っていました。また、国内の天文台の新設などでも指導的役割を果たしていました。しかし、近年では観測条件のよいほかの天文台に主力が移り、人員面等で縮小を余儀なくされています。
ヤーキス天文台をよく知るためのアラカルト
どのようないきさつで天文台がつくられたの?
どのような天文学的発見や研究、業績があるの?
分類:天文台・観測所ヤーキス天文台をよく知るためのアラカルト
どのようないきさつで天文台がつくられたの?
どのような天文学的発見や研究、業績があるの?1.どのようないきさつで天文台がつくられたの?
天文学者ジョージ・ヘールが、シカゴの資本家ヤーキスの援助を得て、1897年に建設しました。現在は、シカゴ大学に所属しています。
2.どのような天文学的発見や研究、業績があるの?
星雲線(惑星状星雲における光のスペクトルに現れる、酸素と窒素の特定のふるまい)の観測研究で実績を残しています。また、アメリカ南部テキサス州の、マクドナルド天文台の建設を全面的にバックアップし、1939年に口径208センチの反射望遠鏡をつくっています。ヤーキス天文台のあるアメリカ北東部は天候がよくないため、マクドナルド天文台の望遠鏡を利用して、数々の観測結果を出しています。NASAでスペースシャトルを担当したオデールなど、天文学の指導的な立場に立つ人たちが多く学んだ天文台としても知られています。
ヤーキス天文台
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/22 03:55 UTC 版)
ヤーキス天文台(ヤーキスてんもんだい、英: Yerkes Observatory)は、アメリカ合衆国ウィスコンシン州ウィリアムズベイにあるシカゴ大学所属の天文台である。ヤーキス天文台は1897年に資本家チャールズ・T・ヤーキスの援助を受けたジョージ・エラリー・ヘールによって設立された。この天文台はそれまでの、単なる望遠鏡と観測者の収容施設という天文台の考え方を変え、物理学や化学の研究室と観測装置とが統合された施設という近代的な概念を代表する天文台となった。ヤーキス天文台には有名な光学技術者のアルヴァン・クラークが製作した口径102cm(40インチ)屈折望遠鏡が存在する。この巨大な望遠鏡は1893年に開催されたシカゴ万博に展示されて来場者を驚かせた。現在でも屈折望遠鏡としては世界最大である。
- 1 ヤーキス天文台とは
- 2 ヤーキス天文台の概要
- 3 外部リンク
固有名詞の分類
- ヤーキス天文台のページへのリンク