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メディア・関連作品

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/14 22:58 UTC 版)

桜井哲夫 (詩人)」の記事における「メディア・関連作品」の解説

桜井60年ぶりの帰郷は、その翌年2002年平成14年)にNHK総合テレビジョンドキュメンタリー番組にんげんドキュメント』で「津軽故郷光の中へ」として取り上げられ公益財団法人放送文化基金による第28回放送文化基金賞(2001年度)のドキュメンタリー番組部門本賞を受賞放送批評懇談会による第39回同年度)ギャラクシー賞選奨選定された。 桜井と金正美交流模様は、2002年から2012年にかけ、青森放送ラジオ番組おじぎ草我が人生』『哲ちゃんとちょんみ』『金正美青春 詩人桜井哲夫との17年』の3部作として放送されそれぞれ2002年度日本民間放送連盟賞優秀賞2007年度の同賞最優秀賞2012年度文化庁芸術祭ラジオ部門優秀賞受賞した鉛筆画家の木下晋は、「津軽故郷光の中へ」に衝撃受けたことが機になり、2006年平成18年)より桜井肖像画描いた辛苦乗り越えた姿を描いた作品として鑑賞者に衝撃与えており、完成同年から没後にかけて日本各地展覧会が行なわれている。桜井モデル選んだ理由を「たたずまいから、すさまじ孤独がにじみ出ていた。この人を描きたい思った」と語っており、その人物像について「普通なら世の中恨んで当たり前なのに、桜井さんは『今の自分がいるのは病気与えてくれたから」』と、非常に知的優しかったのが印象的桜井さんの存在感自分なりに確認する意味で、絵に表現した」と語っている。また肖像画製作時に東京大学建築学科講師務めていた木下は、特別講師として桜井を2回招いた講義室学生たちによって異様なほどの熱気に孕まれ、学生たちは涙を流して桜井の話に耳を傾けたという。 没後2013年平成25年)、ハンセン病回復者の写真デビューした韓国人写真家権徹による桜井写真集てっちゃん ハンセン病感謝した詩人』が刊行され、翌2014年東京都ブックフェア「今、読むべき30冊」に選ばれた。晩年桜井親交があり、桜井自分の姿を撮影させたことについて「オレたち死んだら、この国から、らいは消えてなくなってしまう。きっと貴重な記録になる。オレは、きっと画(え)になると思うよ」と語ったという。 ハンセン病療養所入所者と交流続けているシンガーソングライター沢知恵は、桜井ハンセン病回復者の詩人塔和子の詩に曲を付けて歌っており、日本各地コンサート開催しつつ、療養所患者たちの生活上の苦悩訴え続けている。

※この「メディア・関連作品」の解説は、「桜井哲夫 (詩人)」の解説の一部です。
「メディア・関連作品」を含む「桜井哲夫 (詩人)」の記事については、「桜井哲夫 (詩人)」の概要を参照ください。

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