マーデン侯領
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 13:52 UTC 版)
「天才王子の赤字国家再生術〜そうだ、売国しよう〜」の記事における「マーデン侯領」の解説
3巻末でナトラに併合された旧マーデン王国の中心地域。ゼノヴィアが侯爵に任命され、マーデン侯領として自治権を持つ。 ゼノヴィア / ゼノ 声 - 中島由貴 マーデン王の娘で王女。3巻から登場。後にナトラ領マーデン侯。 聡明であるがゆえに父王の暴政を諫言し、嫌われて離宮に幽閉されてしまっていた少女。カバリヌによる王都陥落の際は離宮にいたがために、王族でただ一人生き残る。その後、ヘルムートの振りをして解放軍の長となり、カバリヌと戦っていた。 ウェインがカバリヌに赴く際、謎の勢力に襲われた彼らを保護し、その後ジーヴァの甥ゼノとして帯同する。その期間中にウェインの人柄や智謀の深さを知って関心した他、結果としてウェインがオルドラッセを殺した上に、仇敵ホロヌィエへの復讐を果たす助けを得る。さらにその後はナトラ支援で念願だったマーデン解放も実現する。が、独立よりナトラへの服属を願い、結果としてウェインが望んでやまない国を売るをやってのける。 ナトラでは侯爵に叙され、実質的にマーデンの自治権を保ったまま、領地運営に精を出す。ウェインを好いていると同時にその異常性も熟知しており、彼と対等な存在になるべく日夜政務や勉強に努めている。 ジーヴァ 声 - 荻野晴朗 マーデンの外交官。1巻から登場。ナトラへ併合後はゼノヴィアの側近。 マーデン人からなる生粋派(マーディア)の官吏。国の現状を憂いており、ホロヌィエの派閥(外来派)と対立しつつ、生粋派と外来派の政争自体を嫌っている。 ナトラに占領された金山返還の使者としてウェインと対面することになるが、その際にウェインが条件釣り上げの為に言った発言に深く感銘し、彼の意図に反して引き下がってしまう。 その後のマーデン滅亡での去就は不明であったが、3巻で解放軍の幹部として登場し、ウェインと長であるヘルムートを引き合わせる。実はゼノヴィアを助け出した一人であり、ヘルムートに擬すなどの計画を立てた忠臣。 ペリント 声 - 中村光樹 金山鉱夫たちのまとめ役。元マーデン高官。1巻から登場。 かつては宮廷務めであったが政争に破れ、財産没収の上に金山鉱夫として送り込まれた人物。ウェインが予め顔と名前を把握していたくらいの高官であり、また、金山採掘量の推移を記録していたなど聡明さを見せる。 ナトラによる金山占領の際に坑道地図を密かに確保し、ウェインの善政を見て、地図を対価に金山の仲間たちを見捨てないよう嘆願し、ウェインを感心させる。 金山が完全にナトラ領に併呑された後も、金山の責任者としてナトラに仕えている。 ボルゲン マーデンの武官。3巻から登場。 弓の名手で、マーデン滅亡後は解放軍に参加していた。ナトラ領となった後も引き続きゼノヴィアに仕える。
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