マルクス主義からの脱却とは? わかりやすく解説

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マルクス主義からの脱却

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 14:54 UTC 版)

反日亡国論」の記事における「マルクス主義からの脱却」の解説

カール・マルクスは「共産党宣言」で「労働者には祖国はない」、「万国労働者団結せよ」と記し将来共産主義社会では「国家死滅する」と記した。また第二インターナショナルバーゼル宣言は、労働者自国帝国主義戦争参加することを「犯罪」として「帝国主義戦争内乱転化せよ」と呼びかけ、これをウラジーミル・レーニン支持した梅内恒夫の「共産主義者同盟赤軍派より日帝打倒を志すすべての人々へ」では、「今我々はマルクス捨てよう」と説き反日闘争を行うに当たっては、マルクス主義既存概念囚われてならないとした。東アジア反日武装戦線では、「被植民地人民は、日本人プロレタリアをも「敵」として見ていること、この厳然たる事実痛苦確認こそ、反日思想原点である」と主張し、「被植民地人民反日感情」こそがマルクス主義代わる基本原理だとした。 日本国家の「侵略性」レーニンの『帝国主義論正式名称資本主義の最高段としての帝国主義)』では、その題名端的に示すように、高度に発達した資本主義国家が、やがて「対外侵略性向」を帯び帝国主義国家へと発展するとした。そのため日本の「侵略性」も、封建主義社会から資本主義社会への移行成功したことによる副作用であり、これを克服するためには共産主義革命起こして天皇制などの「日本帝国主義残滓」を除去し新生日本人民共和国」に生まれ変わることで、日本の「侵略性」は消滅するとされる。 しかし反日亡国論場合日本の「侵略性」は帝国主義国家になって初め現れたのではなく建国以来連綿と続く「伝統」であるため、単に「日本人民共和国」と改組するだけでは「侵略性」を除去したとは言えない。最終的解決をするには、地球上から「日本」という国家消滅させ、日本人の「邪悪な血統地上から完全に根絶し、「日本」を冠する如何なる形態国家復活許さないとする。 階級的観点否定マルクス主義などの国際主義では、国家民族よりも階級重視し各国労働者階級連帯すべきとした。 しかし反日亡国論では、「抑圧民族労働者階級」は「抑圧民族資本家階級」と同様に「被抑圧民族労働者階級」に対す加害者であるとした。「労働者階級連帯」を強調することは、「抑圧民族労働者階級」の加害責任免責するものであるとする。 東アジア反日武装戦線メンバー黒川芳正言葉言えば、「階級的観点立脚した反日帝」ではなく階級的区分を内に含んだ反日とされる。そして自らの思想は「革命思想」とは別に反日思想」とカテゴライズされるべきであり、従来革命論からコペルニクス的転回成し遂げた思想だと自画自賛している。

※この「マルクス主義からの脱却」の解説は、「反日亡国論」の解説の一部です。
「マルクス主義からの脱却」を含む「反日亡国論」の記事については、「反日亡国論」の概要を参照ください。

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