コペルニクス的転回とは? わかりやすく解説

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コペルニクスてき‐てんかい〔‐テンクワイ〕【コペルニクス的転回】

読み方:こぺるにくすてきてんかい

《(ドイツ)kopernikanische Wendung

カント哲学立場を示す語。従来認識対象依拠する考えられていたのに対し対象認識主観先天的形式によって構成される論じたカントがこの主客関係の転換コペルニクスによる天文学上の転換たとえて呼んだもの。

発想法根本的に変えることによって、物事新し局面切り開かれることをいう。

「コペルニクス的転回」に似た言葉

コペルニクス的転回

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/24 08:05 UTC 版)

見かけ上の逆行運動を示した動画。 太陽 (黄色), 地球 (青色), 火星 (赤色)。詳細説明は英語版を参照されたい。

コペルニクス的転回(コペルニクスてきてんかい、: Kopernikanische Wende, kopernikanischen Revolution: Copernican Revolution)とは、物事の見方が180度変わってしまう事を比喩した言葉。あるいは、既存の物事を根本的に転換させた視点で考察する際の表現。 コペルニクス天動説を捨てて地動説を唱えたことに喩えている[1]

カントの用法

この言葉を広めるキッカケとなった最も有名な用例は、イマヌエル・カントの『純粋理性批判』第二版の序文における用例であり、そこでカントは、従来の認識論における「対象が認識を形成する」といった「対象中心説」から、「(理性を含む) 認識構造が対象を規定する」といった「認識構造中心説」(認識構造の吟味・批判) へと、観点を切り替えた自説の特徴を表すために、この表現を用いている[1]

脚注

  1. ^ a b 小項目事典,世界大百科事典内言及, 精選版 日本国語大辞典,百科事典マイペディア,故事成語を知る辞典,日本大百科全書(ニッポニカ),デジタル大辞泉,ブリタニカ国際大百科事典. “コペルニクス的転回とは”. コトバンク. 2021年5月24日閲覧。

参考文献

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、コペルニクス的転回に関するメディアがあります。




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