マサラ星の研究員たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/14 16:46 UTC 版)
「カラワンギ・サーガラ」の記事における「マサラ星の研究員たち」の解説
銀河連邦が地球系と六芒系に二分され、ゴタゴタしている隙を突いて違法行為に及んだ地球系企業の要請で滞在している研究員たち。 スーリヤ・フェイガン 小麦色の肌と長い黒髪をもつ、18歳の少女。大学進学前の夏期休暇を過ごすべく、叔母の元を訪れる。が、スリウォンとの出会いから、自らの運命を大きく変える旅をすることに。 アスカ・フェイガン スーリヤと10歳しか違わない叔母。長い金髪と青い瞳が特徴。故郷では飛び級を重ね、15歳で学都惑星・瑠蓬(るほう)に入学した秀才で、5年で大学院までを終了し、助教授や大学教授を務めていたが、ケインズ財閥の要請を受け、森林生態学者としてマサラにやってきた。2年前まで教授を務めていた大学で民俗学を専攻する予定の姪のために、フィールドワークの機会を提供する。 連邦軍の調査員という身分も持ち、バイカ研究所の実態を調査すると同時に、ひそかに18年前に失踪した兄の足跡を追っている。最終的に、マサラ人と連邦関係者の間を取り持つべくマサラに永住することを選ぶ。 コルネラ・シム 六芒人(ヘクサノーツ)の女性。研究員達の護衛として財閥に雇われた傭兵。アスカとは仲がよく、よく冗談を言い合っている。終盤で戦闘中に熱線砲で撃たれ、最期を遂げる。 ニコル・マーベリック 医師。作中ではマーベリック博士、あるいはニコルと呼ばれる。金髪碧眼で、天使を連想させるような美貌の青年。専門は内科だが必要に応じて簡単な外科手術を行うこともある。コルネラと両想いだった。 実は連邦軍情報部に所属している軍人で、アスカの報告書を受けた情報部によって派遣された。本名はニコラルーン。カイユ生まれのラフェール人で、ある理由からテレパシストであることを隠していた。養父は前作に登場したラフェール人・カラマイである。『三千世界の鴉を殺し』にも登場する。 バツーク バイカ研究所の所長。一見、小太りで温和な小父さんという印象だが、度々「侮れないタヌキ親父」と評される怪しい男。かつて、スーリヤの父・クレバーの助手だった。 自分が助手として関わってきた研究成果の多くを他人に横取りされ、辛酸をなめてきたことで手柄を狙う欲求と出世欲にまみれており、研究のためなら手段を選ばない。 ミー・チェン 研究員の1人。アスカやコルネラは彼にあまりいい感情を持っていなかった。ラグ・カオヤイの死体らしきものを持ち帰って解剖していたため、助手のほとんどと共に研究室内で圧殺された。
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