マイクロディシジョンとは? わかりやすく解説

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マイクロディシジョン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/31 11:48 UTC 版)

ジョージ・モロー」の記事における「マイクロディシジョン」の解説

1982年モローデザインズ社はマイクロディシジョン(Micro Decision, MD)の製品ライン発表した。これは、コンピュータハードウェアの高価格化に対抗するために設計された、シングルボードZ80マシン製品群である。シングルドライブの200kシステムは、ターミナル装備して2000ドル以下で販売され、これにより、他のCP/Mシステムとの競争激化した。他のCP/Mシステムは、「(ホビイストに訴えかけるような)性的魅力はない」(no sex appeal)が、広範なバンドルソフトウェアを備えた立派なビジネスマシンであり、IBM Displaywriter System 6580(英語版)をライバルとして意識し、それと同様のデスクトップケースに入っていた。 マイクロディシジョン(MD)シリーズは、1982年後半リリースされた。1つまたは2つ片面フロッピードライブ備えトラックあたり1024バイトセクタ5つで、1ディスク40トラックディスク形式使用し、非フォーマット状態で約200kBの容量があった。マイクロディシジョンのフロッピーコントローラ(FDC)は、一般的なWD 17xxシリーズFDCではなくIBM PC見られるNEC u765 FDCベースにしていた。コンソールI/OはLear-Siegler ADM-20ターミナルによって提供された。ADM-20はグラフィック表示対応していたが、端末電源切らずグラフィックモードから切り替えるための規定がなかったため、モローはこの機能使用しなかった。その後モローLiberty 50端末提供し、公式にグラフィック使用対応した初期のマイクロディシジョンにはセントロニクスポートがなく、ターミナルプリンタモデム接続するために2つRS-232ポートのうちの1つ使用していた。ポートボーレート調整するためのディップスイッチは、カバー外して操作する必要があった。また、2台の外付けフロッピードライブ取り付けるためのコネクタ用意されていた。 マイクロディシジョンは、プリント基板(PCB)の主要な改訂を2回、ケース改訂3回行ったバージョン2.0PCB1983年春に導入され改良されデータ分離回路がフロッピーコントローラに追加された。34ピン外付けフロッピーポートはセントロニクスポートに変更され3台目4台目フロッピードライブ追加するには、それらをケース内の内部チェーン上に配置する必要があった。初期のマイクロディシジョンの電源は、2台以上の内蔵フロッピードライブ動作させるには不十分だったバージョン2.0PCBには、着脱可能な電源コード備えた、より充実した動力供給装置(PSU)が付属していた。いくつかのROMCP/Mリビジョンもあったが、フロッピードライブ#4アクセスできないというバグがあり、最終バージョンROMリビジョンでようやく修正された。最終バージョンROMリビジョン(v3.1)には、以前ディスク上で提供されていたいくつかのOS機能組み込まれていた。バージョン2.0PCBには、40ピン拡張コネクタ含まれていた。Intel 8253(英語版タイマ追加されRS-232ポートボーレートをより柔軟に設定できるようになった説明書上でUARTシリアルコントローラチップは19kボーレート対応しているとしていたが、シリアルポート回路の設計上の欠陥により、9600bps以上の速度使用することができなかった。バージョン2.0PCB発表されたのと同時にモロー社は400kのストレージ容量を持つ両面フロッピードライブ2つ搭載したMD-3の提供を開始したMDシリーズ最後マシンは、メモリ128k、CP/M 3.0オプションで10MBのハードディスク搭載した大幅にグレードアップした「MD-11」だった。

※この「マイクロディシジョン」の解説は、「ジョージ・モロー」の解説の一部です。
「マイクロディシジョン」を含む「ジョージ・モロー」の記事については、「ジョージ・モロー」の概要を参照ください。

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