ポジトロニウム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/23 01:45 UTC 版)
ポジトロニウム (positronium) とは、電子と陽電子が電気的に束縛され対になった、一種の原子(エキゾチック原子)である。記号としてPsと記される。古典力学的な原子模型でいうと、電子と陽電子が共通重心を中心としてお互いを回っているということになる。物質中に陽電子を照射した場合、物質中の電子と陽電子は通常、対消滅してγ線を放出するが、絶縁体中ではかなりの割合で準安定状態としてポジトロニウムを形成する。
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- ^ Mohorovičić, S. (1934年). “Möglichkeit neuer Elemente und ihre Bedeutung für die Astrophysik” (German). Astronomische Nachrichten 253 (4): 94. Bibcode 1934AN....253...93M. doi:10.1002/asna.19342530402 2015年8月6日閲覧。.
- ^ a b “Martin Deutsch, MIT physicist who discovered positronium, dies at 85” (プレスリリース), MIT, (2002)
- ^ 「オルソポジトロニウムの寿命問題」、『日本物理学会誌』第49巻第3号、日本物理学会、1994年3月5日、 217-220頁、 doi:10.11316/butsuri1946.49.217。
- ^ Dumé, Belle (2003年5月23日). “Positronium puzzle is solved”. Physics World
- ^ “First Test of O(α2) Correction of the Orthopositronium Decay Rate”. International Center for Elementary Particle Physics (2008年9月9日). 2015年8月5日閲覧。
- 1 ポジトロニウムとは
- 2 ポジトロニウムの概要
- 3 ポジトロニウムの形成メカニズム
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