ポケット‐ビリヤード【pocket billiard】
読み方:ぽけっとびりやーど
「プール5」に同じ。
ポケット・ビリヤード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 04:36 UTC 版)
「ビリヤードボール」の記事における「ポケット・ビリヤード」の解説
エイトボール、ナインボール、ワン・ポケットなどの、テーブルにポケットが設けられているポケット・ビリヤード(プールと同義)で使用されるボールは、イギリスでは通常「ケリー・プールボール」と呼ばれる。広く世界中で使用されているこれらのビリヤードボールは、キャロム・ビリヤードで使用されるボールよりも幾分サイズが小さく、またイギリス式のビリヤードボールやスヌーカーで使われるボールよりもやや大きい。アメリカビリヤード協会や世界プールビリヤード連盟(WPA)による情報によれば、こうしたビリヤードボールの重量は156~170グラム(5.5~6オンス)、直径は0.127ミリ(0.005インチ)程の誤差があるが、57.15ミリメートル(2.25インチ)であるとされる。 この項目では色を扱っています。閲覧環境によっては、色が適切に表示されていない場合があります。 ボールの番号と色は以下の通り。 01:●黄色 02:●青 03:●赤 04:●紫(ピンクや赤紫の場合あり) 05:●オレンジ 06:●緑 07:●茶色(えんじの場合あり) 08:●黒 09:●黄色と○白 10:●青と○白 11:●赤と○白 12:●紫と○白(ピンクや赤紫と白の場合あり) 13:●オレンジと○白 14:●緑と○白 15:●茶色と○白(えんじと白の場合あり) 手球:○白(点が付いている場合あり) 1番から7番または8番までを「ソリッドボール」といい、9番から15番までは「ストライプボール」と呼ばれるが、後者には他にもそれぞれのボールに応じた口語的な呼び名があるという。ソリッドボールは見た目は同じであるが、時に8番ボールがソリッドと考えられていない場合もある。また、ナインボールなどの競技ではソリッド/ストライプの区別をしないが、どのポケットに何番のボールが入ったかを確認する目的で、ボールの数字が多く用いられる。スリーボールのような他の競技では、ボールの色と番号のどちらも重要視されない。エイトボール、ストレート・プール等では、手球を含めた16個全てのボールが使用される。また、ナインボールにおいては、1番から9番の的球と手球のみが使用される。テレビで放送されるビリヤードの試合は、テレビ画面を通してもどのボールかが区別しやすいように、異なった色のボールが用いられる(このため、ピンク色や黄褐色の種類が使われる)。また、手玉の表面にいくつかの点が描かれた、いわゆるドットボールが用いられるようになったのはテレビ中継においてボールの回転が視聴者にもはっきりとわかるようにする為である。 一部のバーや大学のキャンパス内に置かれている、コインを入れて動かすタイプのビリヤードテーブルには、歴史的に「グレープフルーツ」とも呼ばれる少し大きなサイズの手球や、通例陶製である「ロック(岩)」と呼ばれるやや重い手球が使用されてきた。これは、一旦ポケットされた的玉はコインを入れない限り戻せない機構のため、プレーを続けられるようにするためには間違ってポケットされた手玉が他の的玉とは区別されて戻ってくるようにする必要があるからである。また、アメリカ合衆国では珍しいが一部のビリヤードテーブルでは大きなものの代わりにサイズの小さい手球が使われていることもある。しかし、最近のテーブルでは磁力を利用した手球、あるいは的玉に近いサイズのボールが使用されるようになっている。これは、プレイヤー達が何十年にも渡り、的玉より大きくて重い手球では本来の正しい動きをさせられないと主張してきたためである。
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