ホキ400形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/04 10:13 UTC 版)
「国鉄セキ1000形貨車」の記事における「ホキ400形」の解説
ホキ400形は、ホキ150形を置き換える目的で、セキ1000形を種車として1957年(昭和32年)から1964年(昭和39年)にかけて105両(ホキ400 - ホキ504)が国鉄工場にて改造製作された30t積石灰石専用のホッパ車である。積荷である石灰石の比重は石炭より大きいため、同じ容積のまま積載してしまうと30tを超えてしまうので、セキ1000形の車体の上半分を全高2,330mmの位置で切断し、容積を小さくした( 36.7m3→ 21.2m3)。満載せず容積の50%程度で積載すれば同じことであるが、使用予定線区である青梅線の積込設備の建築限界が小さかったため、種車そのままでは入線できないので、切り取る必要があった。製造ロットによる多少の違いはあるが、全長は8,750mm、全幅は2,720mm、全高は2,535mm、自重は15.2t、換算両数は積車4.5、空車1.4、台車はTR20であった。車体塗色は黒で、1968年(昭和43年)10月1日ダイヤ改正では高速化不適格車とされて最高速度65km/hの指定車となり、識別のため記号に「ロ」が追加され「ロホキ」となり黄1号の帯を巻いている。1972年(昭和47年)に形式消滅した。 ホキ400形は国鉄所有車であったが、2年後の1959年(昭和34年)に本形式の構造に酷似した私有貨車のホキ4200形が落成した。
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