ホキ5000形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/14 06:48 UTC 版)
「国鉄ホキ5100形貨車」の記事における「ホキ5000形」の解説
ホキ5000形は、1960年(昭和35年)6月1日に東洋工機にて2両(ホキ5000, ホキ5001)が製造された。ホキ5100形と同一メーカー、同一専用種別、同時期の製造であった。 落成当時の所有者は、燐化学工業であり、富山地方鉄道の稲荷町駅を常備駅とした。 1970年(昭和45年)4月11日に、住友化学工業へ名義変更され、常備駅は新居浜駅とした。 1966年(昭和48年)11月6日に、日本石油輸送へ名義変更され、常備駅は東高島駅とした。 ホキ5100形とは所有者(落成時)が異なるため、別形式にしたものと思われるが、前述の様に所有者が同一となってしまいホキ5100形と共通運用された。 外観は、真横からみると台形であり、ホキ5000形がデッキなしであったのに対して当形式は、ホッパ車では一般的なデッキ付きであった。エアスライド式有蓋ホッパ車であり、荷役方式はホッパ上部の積込口より上入れ、エアスライドの垂直シュートによる下出しであった。 全長は11,300mm、全幅は2,706mm、全高は3,827mm、台車中心間距離は7,200mm、実容積は40.0m3、自重は17.2tで、換算両数は積車5.0、空車1.8、台車は12t車軸を使用したベッテンドルフ台車のTR41Cであった。 1981年(昭和56年)7月17日に全車(2両)が廃車になり形式消滅した。これもホキ5100形と同一日であった。
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