ホキ2100形への改造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/16 16:35 UTC 版)
「国鉄セキ3000形貨車」の記事における「ホキ2100形への改造」の解説
釜石地区において石灰石と鉄鉱石を輸送するために改造した35 t積のホッパ車である。1963年(昭和38年)から1969年(昭和44年)にかけて41両(ホキ2100 - ホキ2140)が改造された。 改造に際しては荷重増に対応するため、ブレーキを手動切り替えの積空ブレーキに変更したが、運用区間である釜石線は片勾配によるブレーキシューの磨耗が激しかったこともあり、1969年(昭和44年)にブレーキ装置を大幅に改良するとともに制輪子をレジンシュー変更した。台車もブレーキ梁を強化したため、台車形式はTR41C-2となる。 1968年(昭和43年)10月1日国鉄ダイヤ改正以降は速度制限運用車に指定され、側面に最高速度65 km/h以下を示す黄色の帯が入った。記号番号標記は特殊標記符号「ロ」(最高速度65 km/h以下の貨車)を前置し「ロセキ」と標記する。 釜石駅に常備され、上有住駅及び陸中大橋駅との間で運用されていたが、1980年(昭和55年)から廃車が始まり、1985年(昭和60年)に形式消滅した。
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