セキ1000形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/04 10:13 UTC 版)
「国鉄セキ1000形貨車」の記事における「セキ1000形」の解説
本形式は石炭輸送用として1930年(昭和5年)3月27日から1944年(昭和19年)にかけて日本車輌製造、汽車製造、川崎車輛、日立製作所で1,480両(セキ1000 - セキ2479)が製作された30t積の石炭車である。 構造的に2つのタイプに分けられ、セキ1000 - セキ1199は車体内仕切板が2組4枚、車体側面縦補強3本に対してセキ1200 - セキ2479は3組6枚、2本であった。積荷は石炭のみではなく甜菜、硫化鉄、砂鉄などの輸送にも使用されていた。荷役方式は側扉からの自重落下方式で開閉は手動で行った。 製造ロットによる多少の違いはあるが全長は8,750mm、全幅は2,720mm、全高は3,345mm、台車中心間距離は4,900mm、実容積は36.7m3、自重は16.2t - 16.5t、換算両数は積車4.5、空車1.6、台車はTR20であった。車体塗色は黒で、1968年(昭和43年)10月1日ダイヤ改正では高速化不適格車とされて最高速度65km/hの指定車となり、識別のため記号に「ロ」が追加され「ロセキ」となり黄1号の帯を巻いている。1975年(昭和50年)に形式消滅した。
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