ベリエフ設計局とは? わかりやすく解説

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G・M・ベリーエフ記念タガンローク航空科学技術複合体

(ベリエフ設計局 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/24 23:26 UTC 版)

公共株式会社「G・M・ベリーエフ記念タガンローク航空科学技術複合」
ПАО «Таганрогский авиационный научно-технический комплекс имени Г. М. Бериева»
種類 公共株式会社
略称 ベリエフ
ベリエフTANTK
本社所在地 ロシア連邦
タガンログ
設立 1934年
業種 輸送用機器
事業内容 航空機
主要株主 (間接的には統一航空機製造会社
イルクート 54.2%
スホーイ 38%
関係する人物 ゲオールギイ・ベリーエフ
外部リンク http://www.beriev.com/
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G・M・ベリーエフ記念タガンローク航空科学技術複合 (ロシア語: Таганрогский авиационный научно-технический комплекс имени Г. М. Бериева タガンロークスキイ・アヴィアツィオーンヌィイ・ナウーチュナ・チフニーチェスキイ・コームプリェクス・イーミェニ・ゲー・エーム・ビリーイェヴァТАНТК имени Г. М. Бериева) は、ロシア連邦航空機メーカーである。

主として飛行艇水陸両用機の開発で知られる。

ソ連時代は特にベリエフ設計局として知られる。

概要

ベリエフ設計局は、ソ連時代の1934年ゲオールギイ・ミハーイロヴィチ・ベリーエフによってロシア共和国タガンロークで開設された。それ以降、局では戦前戦中を通して多くの軍用機が開発された。それらはまた、民間用にも流用された。しかし、Be-32のような旅客機An-24との競合に敗れ採用とはならなかった。

ベリエフ設計局がもっともその力を発揮したのは飛行艇・水上飛行機分野で、水陸両用機を含め多くの優れた機体が生み出された。代表的な機種はMBR-2Be-2(KOR-1)、Be-6Be-8、Be-10、Be-12Be-200で、特に戦後のソ連やロシアの飛行艇はすべてベリエフ設計局製であると言っても過言ではない。

また、ベリエフ設計局は1980年代にはイリューシン設計局Il-76をもとにした早期警戒管制機A-50を実用化した。A-50はその後、ソ連、ロシアの唯一の早期警戒管制機となった。

ソ連崩壊後も企業体として存続しており、現在はスホーイ・コーポレーションと緩やかなシンジケートを形成している。 機体の製造をスホーイ系のKnAAZ(主にBe-103の製造)やイルクート(同、Be-200)に委託するなど協力関係にある。

主な開発機

関連項目

外部リンク


ベリエフ設計局

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 01:01 UTC 版)

航空機の一覧 (B)」の記事における「ベリエフ設計局」の解説

MBR-2 Be-4 別名Beriev KOR-2。 Be-6 NATOコードネームは『Madge』 Be-8 NATOコードネームは『Mole』 Be-10NATOコードネームは『MallowBe-12 愛称は『チャイカ(カモメ)』。NATOコードネームは『Mail』 KOR-1 MBR-7 MDR-5 R-1 Be-30 Be-32 Be-200

※この「ベリエフ設計局」の解説は、「航空機の一覧 (B)」の解説の一部です。
「ベリエフ設計局」を含む「航空機の一覧 (B)」の記事については、「航空機の一覧 (B)」の概要を参照ください。

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