フルゲージ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 15:05 UTC 版)
「ファティマ (ファイブスター物語)」の記事における「フルゲージ」の解説
能力を比較する基準として、フルゲージという区分がある。フルゲージはパワーゲージとクリアランスに分けられる。パワーゲージは機械的な測定によるランク分けで、クリアランスとは相対的な総合評価(品格、扱いやすさ)である。 パワーゲージやクリアランスで高評価を受ける個体はマイトの直接の設計・育成によるものが多く、ファティマ・ファクトリー製のファティマは能力はそれなりである(マイトが関わった場合はその限りではない)。マイトの中でも高名なマイトによるファティマは極僅か(一人の生涯生産数は多くて数十体)であり、計り知れない価値を持っている。その為に多くの騎士や国家がその所有を競って殺到し、過去にはファティマを巡って決闘という流血の事件もしばしば起こった。 パワーゲージ 戦闘能力・MH制御・演算性能・肉体耐久・精神安定の5項目で表される。D2以下は例外を除き廃棄対象となる。逆に戦闘能力の3Aは並の騎士を上回る強さとなり、全ての騎士にとって確実に制御出来る保証が無くなるため星団法違反となる。なお、クローソーについては、彼女の為だけに3Aを超える最強の証を示す「VA」が特別に設けられている。工場製ファティマのスペックはB2(戦闘)- B2(MH制御)- C(演算)- B2(耐久)- C(精神)あたりが平均である。 3A 最高クラス(戦闘力では平均的な騎士を上回る) 2A 超高性能(戦闘能力では通常の騎士レベル) A 一般的ファティマの最高値 B1 高性能 B2 平均的 C 平均的 D1 やや劣る D2 廃棄対象 E 廃棄対象 クリアランス ファティマの品質を表す。ダイヤモンドの透明度の基準値「クラリティ(Clarity)」が元になっている。戦闘兵器としての優秀さを示す値でもあるため、多くの騎士は、よりクリアランスの高いファティマを求める。戦闘用ファティマの80%は、平均的なランクであるVS2に属する。 F(Flawless) 厳密にはクリアランスではなく、他のファティマとは別格扱いとする称号(フローレス・ファティマ)であり、製造後の経歴により特別に認められたもののみ与えられる。特にパワーゲージが優れていなければならないという訳ではなく、歴史的な意義も大いに加味される。星団初の4ファティマの全てがフローレス・ファティマとなっているのもそのためである。多数のファティマが生産されているが、劇中などで公開されているフローレス・ファティマは過去を含め僅か十数体である。類似のものとして、クローソーにつけられた「FF」(Forever Fantastic Flawless)、タイ・フォンにつけられた「SF」(Silent Flawless)がある。なお、ファティマの「ラ・~」はフローレスファティマを表す名称である。 VVS1(Very Very Slightly 1) 最高級 VVS2(Very Very Slightly 2) 高品質 VS1(Very Slightly 1) 良質 VS2(Very Slightly 2) 平均的 S1(Slightly 1) やや劣る(通常戦闘用としては使われない) S2(Slightly 2) 廃棄対象、もしくは非人間型ファティマ(エトラムル)
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