フットボール・フォー・フレンドシップ2016
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「フットボール・フォー・フレンドシップ」の記事における「フットボール・フォー・フレンドシップ2016」の解説
2016年の国際子ども交流プログラム「フットボール・フォー・フレンドシップ」はオンラインのハングアウト記者会見の一部として始まり、本プログラムのグローバルアンバサダーであるフランツ・ベッケンバウアー出席のもと3月24日にミュンヘン にて開催された。 第4シーズン目となる本プログラムには、アゼルバイジャン、アルジェリア、アルメニア、アルゼンチン、ブラジル、ベトナム、キルギス、シリアという8か国のジュニアチーム が新たに加わり、参加国総数は32か国となった。 2016年4月5日、特別なトロフィーを投票で獲得するナイン・バリューズ・カップが始まった。世界中のファンが受賞者選びに参加したが、最終的な決定はフットボール・フォー・フレンドシップ参加者の投票によって行われた。同カップを勝ち取ったのはFCバイエルン(ミュンヘン)であった。フットボール・フォー・フレンドシップの参加者たちは、障がい児支援を目的とするクラブの活動、およびさまざまな国の子供たちに治療を提供し、困っている人々を助けるイニシアチブについて触れた。 第4回目のフットボール・フォー・フレンドシップ国際子どもフォーラム、および子ども国際ストリート・サッカー・トーナメントの決勝は、2016年5月27 - 28日にミラノで開催された。トーナメントの優勝者は、スロベニアのマリボル・チームであった。慣例に従い、同フォーラムの最後は参加者全員がUEFAチャンピオンズリーグ決勝に出席した。同フォーラムでは、200名を超える世界の主要メディアからのジャーナリストのほか、参加国からの若きジャーナリストたちを含む国際子どもフォーラム・プレスセンターによってそのイベントの様子が伝えられた。 第4シーズン目となるフットボール・フォー・フレンドシップにはシリアのクラブであるアル・ワフダの若き選手たちが参加したが、これは史上初の出来事であった。シリアのチームがこのプログラム参加者として加わること、そしてミラノのイベントにシリアの子供たちが訪問したことは、シリアの人道的孤立の克服に向けた重要なステップとなった。国際テレビ局である「ロシア・トゥディ」のアラビア語スポーツ編集委員会は、シリア・フットボール連盟の支援によって、プロジェクトに参加する子供たちのドキュメンタリー映画「Three days without war(戦争のない3日間)」を撮影した。2016年9月14日にダマスカスで行われたプレミア上映には、7,000人を超す人々が詰め掛けた。
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