フットボール・フォー・フレンドシップ2017
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「フットボール・フォー・フレンドシップ」の記事における「フットボール・フォー・フレンドシップ2017」の解説
2017年の国際子ども社会事業「フットボール・フォー・フレンドシップ」は、サンクトペテルブルク(ロシア)が開催地となり、最終イベントは6月26日から7月3日まで行われた。 2017年には参加国数が32か国から64か国へと増加した。本開催で初めて、メキシコと米国の子供たちがフットボール・フォー・フレンドシップ・プログラムに参加した。これによって同プロジェクトは、アフリカ、ユーラシア、北米、南米という4大陸の若き選手たちを結びつける場となった。 第5シーズン目となる本プログラムは、「その国を代表する選手を各国から1人ずつ選ぶ」という新しいコンセプトに従って実施された。選ばれた選手たちは障がいを持つ子供を含む12歳の少年少女で、8つの国際フレンドシップ・チームが結成された。 公開の抽選会では、チームの国構成と参加国代表による試合でのポジションが決定した。この抽選会はインターネットカンファレンスモードで行われた。この8つのフレンドシップ・チームを率いるのは、レネ・ランパート(スロベニア)、ステファン・マクシモヴィッチ(セルビア)、ブランドン・シャバーニ(イギリス)、チャリー・スー(中国)、アナトリー・チェントロイエフ(ロシア)、ボグダン・カロレベツキー(ロシア)、アントン・イワノフ(ロシア)、エマ・ヘンシェン(オランダ)という若きコーチたちであった。フットボール・フォー・フレンドシップ国際プレスセンターの代表を務めるリリヤ・マツモト(日本)もこの抽選に参加した。 フットボール・フォー・フレンドシップ2017のワールドカップで優勝した「オレンジ」チームは、レネ・ランパート(スロベニア)、ホン・ジュン・マービン・トゥ(シンガポール)、ポール・プイグ・I・モンタナ(スペイン)、ガブリエル・メンドーサ(ボリビア)、ラバン・カジモフ(アゼルバイジャン)、クリシミール・スタニミロフ・スタンチェフ(ブルガリア)、イワン・アグスティン・カスコ (アルゼンチン)、ロマン・ホラク(チェコ共和国)、ハムザ・ユスフ・ヌリ・アルハヴァト(リビア)という9か国の若き監督と選手たちによる構成であった。 フットボール・フォー・フレンドシップ国際子どもフォーラムには、ビクトル・ズプコフ(ガスプロム社会長、ファトマ・サムラ(FIFA事務局長)、フィリップ・ル・フロック(FIFAコマーシャルディレクター)、ジュリオ・バチスタ(ブラジルのサッカー選手)、イバン・サモラーノ(チリのストライカー)、アレクサンドル・ケルジャコフ(ロシアのサッカー選手)のほか、若い世代で人間の大切な価値観の推進を求めるゲストが多数参加した。 2017年の同プロジェクトでは60万人を超える集客数があったほか、サンクトペテルブルクの最終イベントには64か国から1,000人以上の子供と大人が参加した。
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