フットボール・ラグビーにおける脳震盪の扱い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 05:06 UTC 版)
「脳震盪」の記事における「フットボール・ラグビーにおける脳震盪の扱い」の解説
「脳震盪を起こした場合」「脳震盪の疑いのある場合」「バランステストの異常」のいずれかひとつに該当する競技者(選手)は、即刻退場となり競技および練習を継続することはできない。また、医師の診察や医療機関受診が必須となる。更に、受傷後最低14日間は、いかなる運動も禁止して安静する。アスピリン・鎮痛剤なども使用しないことなどがガイドラインとして発表されている。 また、競技に復帰する際は、段階的競技復帰プロトコル (GRTP) に従って復帰することが求められている。 脳震盪の疑いの所見とは、 意識消失 ぼんやりする 嘔吐 不適切なプレーをする ふらつく 反応が遅い 感情の変化(興奮状態、怒りやすい、神経質、不安) 脳震盪の疑いの症状とは、 頭痛(プレーを続けることができない程度) ふらつき 霧の中にいる感じ 以下の質問に正しく答えられない(見当識障害・記憶障害)『自分のチーム名を言いなさい』『今日は何月何日ですか?』『ここはどこの競技場ですか?』『今は、前半と後半のどちらですか?』 バランステストとは、 『利き足でないほうの足を後ろにして、そのつま先に反対側の足の踵をつけて一直線上に立つ。両足に体重を均等にかけ、手を腰にして、目を閉じて20秒間じっと立つ。もしバランスを崩したら、目を開けて元の姿勢に戻してまた、目を閉じて続ける』を行う。 このとき、20秒間で、6回以上バランスを崩したら(下記のようなことが起こったら)、退場 手が腰から離れる 目を開ける よろめく 5秒以上、元の姿勢に戻れない
※この「フットボール・ラグビーにおける脳震盪の扱い」の解説は、「脳震盪」の解説の一部です。
「フットボール・ラグビーにおける脳震盪の扱い」を含む「脳震盪」の記事については、「脳震盪」の概要を参照ください。
- フットボール・ラグビーにおける脳震盪の扱いのページへのリンク