フットボール系競技
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 13:47 UTC 版)
サッカー、ラグビー等のフットボール系競技は、競技時間を通して激しい身体接触が続くなど、乱闘を引き起こす要因は多い。こうした状況で乱闘を防止するため、報復行為及び乱闘を起こした選手は即時退場処分となり、交代選手を出すこともできず、さらに数試合(あるいは数ヶ月)以上の出場停止といった罰則が与えられることが一般的。 長期間にわたる出場停止によっては選手の存在意義を失わせかねないため、乱闘が起きることは稀である。また選手の欠場はチームにも重大な影響を与えるため、チームメイトは乱闘への加担より抑制や防御といった行動をとることが多い。その一例として、フランスW杯でイングランド代表のデビッド・ベッカムが、対アルゼンチン戦でディエゴ・シメオネから受けたラフプレーに激怒、報復行為を行ったとして即時退場となり、母国メディアから「10人の勇敢なライオンと1人の愚か者」と扱き下ろされるなど、戦犯扱いを受けた。 むしろ、特にプロサッカーなどにおいては特定チームを支持するファン(サポーター)の思い入れが強く、しばしばサポーター同士が競技場内外で乱闘を引き起こすことがある。この熱狂した群集は「フーリガン」と呼ばれる。これは上述の私闘の一種であるという見方もある。
※この「フットボール系競技」の解説は、「乱闘」の解説の一部です。
「フットボール系競技」を含む「乱闘」の記事については、「乱闘」の概要を参照ください。
- フットボール系競技のページへのリンク