フォーミュラ1参戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 13:54 UTC 版)
2020年11月4日、ホンダPUを搭載するアルファタウリでF1初テストを体験。イモラ・サーキットで2018年型F1マシンのトロ・ロッソ STR13に乗り込み、F1のフリー走行へエントリーするために必要な条件である300kmの走破をクリアした。その後、FIA F2最終戦レース1の優勝によりシリーズランキング4位以上が確定し、スーパーライセンス取得に必要な「スーパーライセンスポイント累計40点」という条件をクリアする。F1最終戦アブダビGP終了後の12月15日に行われた若手ドライバーテストでアルファタウリ・AT01に乗り123周を走行。翌12月16日に2021年シーズンからアルファタウリでのF1参戦が正式発表され、2014年の小林可夢偉以来途絶えていた日本人F1ドライバーが7年ぶりに誕生することになった。また、F1レギュラードライバーとしては初の2000年代生まれのドライバーとなる(「初の21世紀生まれF1ドライバー」と紹介されることがあるが、21世紀は2001年からなのでこれは間違い)。固定カーナンバーは「22」を選択した(角田本人は「11」を希望していたが、現在セルジオ・ペレスが「11」を使用している為、「1+1=2」になるという理由で「22」を選んだ)。 2021年 デビュー戦となるバーレーンGPでは、予選Q1で2番手タイムを記録するも、Q2ではタイムが伸びず13番グリッドからのスタートとなった。決勝では序盤17位まで順位を落とすものの、チャンピオン経験者3人(キミ・ライコネン、フェルナンド・アロンソ、セバスチャン・ベッテル)をオーバーテイクするなど印象的なパフォーマンスを見せ、ファイナルラップでランス・ストロールをパスして9位入賞を果たした。日本人のデビュー戦での入賞は史上初、F1史上では65人目となった。 一方で第2戦エミリア・ロマーニャGPでは予選ではQ1最初のアタックでクラッシュにより、最後尾スタートが決定。決勝はリタイアとはならなかったが、ウェットコンディションの影響によるスピンも含め順位を落としてしまい、12位完走で終わった。 この年のドライバーズランキングは14位、32ポイントで終わった。 9月7日、アルファタウリは2022年も角田がピエール・ガスリーと共に続投することを発表した。 10月、フォーブス30アンダー30(日本版)の一人に選ばれる。 12月、最終戦アブダビGPにて予選8位を記録。最終コーナーのトラックリミット違反のでタイム抹消となってしまった為、角田は悔しがった。決勝では順調に周回を重ね、4位でフィニッシュし、自己最高位となった。 2022年 2022年も継続してアルファタウリから出走。
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