パワージェットとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 工学 > 大車林 > パワージェットの意味・解説 

パワージェット

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

パワージェット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/07/20 14:54 UTC 版)

パワージェット (PowerJet) は、2004年7月に設立されたスネクマNPOサトゥールンが50:50で出資する合弁事業である。 スホーイ・スーパージェット100等のリージョナルジェット用ターボファンエンジンであるSam146計画の監督と調査、生産、販売、販売後の支援を行う。




「パワージェット」の続きの解説一覧

パワージェット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 01:55 UTC 版)

キャブレター」の記事における「パワージェット」の解説

パワージェット(パワーバルブ)は、高回転負荷時にメインジェットからの燃料供給補助する機構である。スロットルバルブ全開付近領域空燃比濃くして出力高くする。同時に空燃比高くすると混合気比熱比小さくなるうえ、燃料気化熱増えるので燃焼室過熱を防ぐ(燃料冷却という)。これにより、プレイグニッションデトネーションを防ぐ働きがある。パワージェットは、吸気管内の圧力スプリング開閉制御されるバルブで、吸気管内の負圧が強い時は閉じており、スロットルバルブ開いて負圧弱くなると開くようになっている。 パワージェットはそのエンジン特性に応じて補正する燃料量が厳密に設定されるため、オートバイ用キャブレターなどの場合にはあらかじめ設定固定されており、一部市販レーサー車両除いて調整不可能な場合が多い。 初期2ストロークエンジン用いられたパワージェットの中には4ストロークエンジンのパワージェットとは逆に吸気管内が強い負圧状態のときに開き弱くなる閉じ設定のものが用いられているキャブレター存在した。これは、全開領域混合比がやや薄めになることで、より高回転まで回転伸びていく2ストロークエンジン特性活かしたのであるこのような動作をするキャブレター場合には、常用回転域では常にパワージェットから燃料供給されるため、メインジェットはパワージェットがない同サイズキャブレターよりもやや薄め番手選択される。しかし、エンジン回転域で過度にパワージェットからの燃料供給を減らすとエンジン焼き付きリスク大きくなる近年2ストロークエンジンのパワージェットはもっとシンプルな構成であり、バルブはなく、フロート室から上流側天井部分バイパス設けられているだけである。これにより、吸入負圧大きくなったときのみ、燃料吸い出されるいくつかの固定ベンチュリーキャブレターではパワージェットの代わりとなる高回転負荷時の増量機構として、可変ベンチュリー型のジェットニードルと同じメータリングロッドやステップアップロッドと呼ばれる機構用いるものもある。メータリングロッドとは全体テーパー状に加工されている棒であり、メインジェットにある燃料通路孔に差し込まれている。メインジェット流路面積不変であるため、メータリングロッドを出入りさせると燃料通路断面積変化させることができる。メータリングロッドは吸入負圧により上下するバキュームピストン(ダイアフラムもしくはスロットルリンケージに取り付けられており、スロットルバルブを開くとメインジェットから強制的に引き抜かれて、メインジェット燃料流量次第増量していく。

※この「パワージェット」の解説は、「キャブレター」の解説の一部です。
「パワージェット」を含む「キャブレター」の記事については、「キャブレター」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「パワージェット」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「パワージェット」の関連用語

パワージェットのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



パワージェットのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
三栄書房三栄書房
Copyright c San-eishobo Publishing Co.,Ltd.All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのパワージェット (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのキャブレター (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS