パミル高原とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > パミル高原の意味・解説 

パミール高原

(パミル高原 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/19 14:22 UTC 版)

パミール高原
パミール高原の空撮像(2008年6月
所在地 タジキスタン
キルギス
アフガニスタン
パキスタン
中華人民共和国
位置 北緯38度35分 東経75度18分 / 北緯38.583度 東経75.300度 / 38.583; 75.300座標: 北緯38度35分 東経75度18分 / 北緯38.583度 東経75.300度 / 38.583; 75.300
最高峰 コングール山(7,719 m
プロジェクト 山
テンプレートを表示

パミール高原(パミールこうげん、英語: Pamir Mountainsタジク語: Помирキルギス語: Памирパシュトー語: پامیر‎、ウイグル語: پامىر ئېگىزلىكى / Памир Егизлики‎、中国語: 帕米爾高原/葱嶺ドンガン語: Цунлин)あるいはパミル高原は、タジキスタンアフガニスタン中国などにまたがる平均標高5000メートルに達する高原で、中国では葱嶺(そうれい)と呼ばれていた[1]。「パミール(タジク語: Помир)」は、タジク語で「世界の屋根」を意味するといわれる[2]

概要

東パミール、中部パミール、西パミールに分かれ、東パミールの中国領に最高峰コングール山(7719メートル)やムスタグアタ山(7546メートル)があり、西パミールの最高峰はタジキスタン領のイスモイル・ソモニ峰(7495メートル)である[1]

この高原から東北に向かって天山山脈、南方に向かって崑崙山脈カラコルム山脈ヒマラヤ山脈、西南に向かってヒンドゥークシュ山脈が伸びており、「世界の屋根」と呼ぶにふさわしい地形である[3]タクラマカン砂漠を通るシルクロードは、この高原を越えて東西を結んでいた。

タジキスタン東部のゴルノ・バダフシャン自治州にはイラン系パミール人テュルク系キルギス人が暮らしている。

中国カシュガル地区に属する一部は2019年に中国の5A級観光地に認定された[4]

ギャラリー

脚注

  1. ^ a b パミール高原』 - コトバンク
  2. ^ パミール”. weblio辞書. 2019年3月24日閲覧。
  3. ^ 横川文雄(訳) 深田久弥、榎 一雄(監修) 『ヘディン中央アジア探検紀行全集 1 アジアの砂漠を越えて(上)』 白水社、1964年
  4. ^ 新疆维吾尔自治区喀什地区帕米尔旅游区”. www.mct.gov.cn. 中華人民共和国文化観光部 (2021年7月22日). 2023年2月3日閲覧。

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「パミル高原」の関連用語

パミル高原のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



パミル高原のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのパミール高原 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS