バンクサイドA発電所とは? わかりやすく解説

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バンクサイドA発電所(1893年 - 1959年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/04 07:47 UTC 版)

バンクサイド発電所」の記事における「バンクサイドA発電所(1893年 - 1959年)」の解説

後にバンクサイドA(英: Bankside A)として知られることになる発電所は、電力需要拡大伴って複数回の拡張繰り返した全長230フィート (70 m)・幅50フィート (15 m)のエンジン・ルーム1893年建設され内部にはウィランズ(英: Willans)製のエンジン組み込まれ350 kW400 kW交流発電機が2機ずつ設置された。これに繋がるボイラー室は、同じ全長持ちバブコック・アンド・ウィルコックス製のボイラーが9台設置されていた。1895年エンジン・ルーム42フィート (13 m)、ボイラー室300フィート (91 m)に延長され後者には22台のボイラー設置された。 フリート・ストリート印刷業者向けの直流電流は、バンクサイド発電所1900年建築され直流発電所から供給されていた。 1901年ボイラー室は幅を2倍に拡張し46台のボイラー設置された。エンジン・ルームには3つのクランク付いたウィランズ製のエンジン直接繋げられる形でブリティッシュ・トムソン=ヒューストン英語版)製のオルタネーター交流発電機)が10導入されたほか、2つシリンダー結合したブラッシュ製のエンジン稼働し、3,600 kW動力を持つブラッシュ製の交流発電機が8台、150rpmで1,500 kW交流発電機を動かす、互いに繋がれた2台フェランティエンジン設置されており、合計10,500kWを出力できた[要出典]。1907年までに発電所出力25,500 kW まで上がり、更に直流発電機 15,000 kW設置された。 2,500 kW のターボ・オルタネーターは、1台目1910年12月2台目1911年1月導入され、その他はおよそ1年間隔空けて順々に設置された。1920年までには7台が導入され出力総計19,500 kW至った1919年まで、発電システムは2 kV単相交流450ボルト直流であったが、この年11 kV三相交流交換された。蒸気条件も150psiから250psiに能力上昇し660 °F (349 °C)まで加熱できるようになった1921年から1928年にかけ、発電所東側新たなボイラー室建設された。内部には18台のボイラー設置され1921年石炭ストライキ受けて内6台は石油動力源のものにされたが、この中の2台は、その後石炭動力源のものに交換された。この建設を受け、古いボイラー室150フィート (46 m)あった煙突3本取り壊された。 バンクサイドA発電所の発電容量・出力発電容量 (MW)年次出力 (GWh)接続 (MW)1910 25 25.2 37.4 1915 34.5 29.5 46.2 1923 34.5 49.2 70.1 1928 89 79.5 99.4 1934 89 114.1 131.7 1945 89 103.0 127.8 1934年バンクサイド発電所ナショナル・グリッドロンドン発電網に接続し中央電力庁操業指揮を行う「選ばれた」発電所(英: a 'selected' stationになった

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