先行発電所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/04 07:47 UTC 版)
バンクサイド発電所の先行発電所は、1891年にバンクサイド(英語版)・メレディス・ワーフ(英: Meredith Wharf)へ建設された。発電所の所有・操業はシティ・オブ・ロンドン・エレクトリック・ライトニング・カンパニー・リミテッド(英語版) (CLELCo) が担当し、シティと北部サザークの一部へ電力供給していた。発電機械はブラッシュ・エレクトリカル・エンジニアリング・カンパニー(英語版)によって導入され、ブラッシュ社製の25キロワット・アークライター(英: arc-lighter)が2組、2キロボルト・100ヘルツで出力できる100キロワット・単相交流発電機 (en) が2台設置された。1891年6月25日にはこれらの機械を用いて、クイーン・ヴィクトリア・ストリート(英語版)のアーク街灯向け直流電流の初送電が行われた。家庭向け・商業用交流電流は1891年12月14日に初めて送電され、単相交流・100ヘルツ・三線式、204/102ボルト・システム(英: 204/102 Volt system)で送電された。サザーク橋やブラックフライアーズ橋(英語版)に送電線が掛けられた。
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