ハナワン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 04:58 UTC 版)
「戦闘メカ ザブングルの登場人物」の記事における「ハナワン」の解説
ハナワンは人類再生計画において、トラン・トランの後に生み出された種族。知性は高かったが、ゾラの強力な太陽のもとでは生活が出来ず、繁栄できないとして放置された種族である。泥の海ことマッド・シーにおいて洞窟に集落を作り細々と暮らしている。瞳が巨大で白目は外部からは見えない。視力は弱く、かつ太陽光線を和らげるために地上ではマスクを要する。地上での行動中に突然マスクを剥がされると眼を損傷する描写があるが、素顔での太陽光線下での行動シーンはある。潜水服は半魚人の様相をしており、シビリアンに半魚人であると誤解されるもととなっている。ムーナがジロンの説明が正しいと考えた根拠の一つとしてジロンの匂いを挙げていたことから、視力の代わりに特殊な嗅覚を備えた可能性がある。男女ともに頭髪は無い。ゾラのどこかに存在するハナワンの聖地に到達することで、太古の昔の祖先のように再び太陽の下で生活できるとの言い伝えを信じている。しかしハナワン自体がイノセントによる人工人類であることから、そのような歴史が存在していたとは考えにくく、種族としての行動原理として教え込まされているだけだと考えられる。なお、マッド・シーは泥の海といわれてはいるが、水が茶褐色に変色しているものの泥自体でできているわけではない。 ゲンナ・ハラム 声 - 林一夫 ハナワンの若き族長。男性。族長としての責任感はとても強いが、自陣営に有利な情報を盲信してしまう甘さが目立つ。聖地を記した書物をアイアン・ギアーの艦長(エルチ)が所有しているとホーラに吹き込まれ、アイアン・ギアーへの攻撃を指示した。ハナワンの決闘を神聖なものと考えており、逃げ出したジロンを蔑視する。キッドと手を結び、アイアン・ギアーにハナワンの総攻撃を仕掛けエルチの拉致を実行するが、ムーナの和解工作としての人質狂言にだまされてアイアン・ギアーに乗り込む。艦内でのムーナとジロンの説得に加え、アイアン・ギアーから撤退する予定時間の前にホーラがアイアン・ギアーに攻撃を開始したことでホーラに騙されていたことを確信、ジロンたちと共闘してダブルスケールを撃退した。女性はおしとやかで男性に従順であるべきと考えているようで、エルチのような闊達なシビリアンの女性には違和感を覚えるとともに、ジロンに同情していた。 ムーナ・タット 声 - 川島千代子 ハナワンの長老の娘である姫。美女。争いを好まない一人。アイアン・ギアーを船出したジロンを拉致して問いつめた際、ホーラがイノセントの仕掛け人であるとのジロンの説明が正しいと感じ、その考えが正しいかを確認し、かつゲンナらの暴走を止めて和解するためにアイアン・ギアーに乗り込む。ゲンナらの攻撃を止めさせてアイアン・ギアーとの会談の場を設けようと、狂言として人質を演じた。
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