no way
「no way」とは、まさか・絶対いやだ・嘘だろ・あり得ない・とんでもないなどの意味を持つ英語表現である。
「no way」とは・「no way」の意味
「no way」とは、「とんでもない」「ありえない」「絶対いやだ」のように、驚きや強い拒絶を表明する際の表現である。禁止用語は使用されていないものの、やや汚い言葉でありフォーマルな場で使用されることは少ない。言い方によってニュアンスも変わり、「No way!」と強い口調で言えば「まさか!」「マジで?」といった驚きや「絶対嫌だ!」「ありえない!」といった拒絶・否定の意味合いが強くなる。一方で、「No way...」と弱めの口調で発言した場合は「仕方ないな…」「なんてこった…」といった諦めや「おいおい…」といった呆れのニュアンスになる。「決して~しない」「決して~でない」という意味で用いられることもあるが、こちらの使用方法に関してはフォーマルな場でも問題なく使用可能である。文中で副詞として用いるのがこの用法の特徴であり、根本的な使い方が異なる点で差別化したい。
「no way」の発音・読み方
「no way」の発音は「ノー・ウェイ」である。「ノ」と「ウェ」にそれぞれアクセントが置かれる。一息に発音するのではなく、「ノー」「ウェイ」とそれぞれをはっきり区切って発音する点に注意したい。「no way」の語源・由来
「no way」を直訳すると「道が無い」または「方法がない」となる。方法がない、即ち「できない」もしくは「しない」ことになるため、「決して~しない」、「決して~ではない」という意味合いで用いられるようになった。さらに、この用法から転じて、何かを頼まれた時の返答として「no way」とすることで「その頼みを叶える方法がない」、即ち「絶対にいやだ」という意味となったと考えられる。また、「決して~ではない」という用法から、「ありえない」という意味が生まれ、ありえないことを実際に目にした時に感嘆詞的に「no way」とのみ発する使い方が登場した。「no way」を含む英熟語・英語表現
「beeotch no way」とは
「beeotch no way」とは、ヒップホップシーンで用いられるスラングである。大意としては「ちくしょうめ」あるいは「この野郎」などの罵倒語となるだろう。「beeotch」は「biatch」などとも表記されるが、「bitch」を変形した言葉で、「あばずれ女」「尻軽女」を意味する。「biatch」、「beeotch」が広く知られるようになったのはドラマ「ブレイキング・バッド」のキャラクターが使用したことがきっかけだが、それ以前からアメリカ西海岸のヒップホップアーティストが好んで用いている表現だった。そこに感嘆詞としての「no way」が加わることで、罵倒を意味する言葉となった。
ケンドリック・ラマーが楽曲「Backseat Freestyle」の中で用いたことでヒップホップシーンに広まり、フリースタイルのラップを嗜むラッパーの中にはこの楽曲から引用してリリックに組み込む者も多い。韻を踏みやすいためラップバトルでも多用される傾向にある。日本においても、テレビ番組「BAZOOKA!!! 高校生RAP選手権」の第9回大会において使用が確認されている。
「no way」の使い方・例文
感嘆詞として「no way」を用いる場合、以下のようなやり取りの中で行われる。A:I did it! I got a steady!(やったぜ!僕に彼女ができた!)
B:You got a steady!? No way!(お前に彼女が出来ただって!?信じられん!)
上記の会話例では、Aが発言した「彼女が出来た」という事実に対して「信じられない」、「ありえない」という驚きの感情を伝える目的で用いられている。なお、相手の言うことを否定する目的のみならず、直後に「Congratulations!」(おめでとう!)という祝福の言葉を付け加えることで驚きに喜びや祝福のニュアンスを追加させることも可能である。
一方、副詞として「no way」を用いる場合は、「There's no way that he could come here.」(彼がここに来るのはありえない)のように、no wayの後ろにthat節などで「何がありえないのか」を説明することがほとんどである。ただ、that節などを使わず「There is no way.」(そんなはずはない)と、ただ相手の言ったことに対して「ありえない」と否定する用法もある。後者の用法については感嘆詞としての用法をより丁寧に表現したものと捉えても良いだろう。
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