ニナンナ・ヤノメの人々など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 00:17 UTC 版)
「不滅のあなたへ」の記事における「ニナンナ・ヤノメの人々など」の解説
マーチ 声 - 引坂理絵 ニナンナに棲む幼女。大人になることに執着し、大人になってゆく子供たちを羨望していた。パロナとのままごと遊びに興じることが多い。家族構成は父親(声 - 加藤将之)、母親(声 - 恒松あゆみ)、妹で赤子のリサがいる。ある日オニグマへの生贄に選ばれ、自分が大人になれずに死ぬことを突きつけられて絶望するが、フシとの出会いがきっかけでヤノメへと旅立つ。 出会った当初、ほとんど自我が希薄で赤ん坊のようだったフシに、母性に似た感情を抱いていた。木や壁を登るのに長けている。パロナを射た矢から彼女を庇って絶命した。死後は幽霊となり、フシの傍についている。 パロナ 声 - 内田彩 ニナンナに棲む少女。幼いころに家族を失い、長らく一人で生活していた。マーチのままごと遊びに参加するなど、マーチとは血縁のない家族のような関係にあった。 幼い頃、姉のペンナ(声 - 原紗友里)が自身を庇いオニグマへの生贄に選ばれ、亡くした過去を持つ。そのため、生贄に選ばれたマーチを救おうと奮闘する。 マーチが自分を庇って死んだ際に後を追おうとするがフシに止められ、マーチの手紙を持ってニナンナへ帰還する。その後、ハヤセによって首を刎ねられ死亡した事が判明する。 ピオラン 声 - 愛河里花子 オニグマへの生贄を選ぶ役目を持った祈祷師の老婆。しかし本来は罪人であり、偽物の祈祷師の役割を演じさせられた後にフシたちとともにヤノメの牢獄に監禁される。タクナハ出身。 ヤノメを脱出した後、フシと2人で旅立ち、フシに人間の言語や生きる術を教えた。フシ、グーグー、酒爺と共にタクナハで4年間生活した後、彼の旅に同行する。 その後、フシと共にジャナンダ島に捕らえられるが脱出。しばらくしてフシと合流する。自身の若いころはリーンのような美しい少女であったことを語っている。その後老いに蝕まれ、認知症のような症状を発症したのち、やがて死亡する。その直前に見えざる観察者と取引を交わし、フシの傍に生まれ変わりたいと願った。 ハヤセ 声 - 斎賀みつき ヤノメ人の女性。ニナンナの生贄の儀式に携わり、儀式の当日までマーチを監視していた。オニグマが倒された後はマーチたちをヤノメへ拉致した。フシの奇跡的な戦いを目撃して以来、彼に執着する。脱走したフシたちを追い、マーチに致命を与え、オニグマの姿を借りたフシの反撃に遭う。 その後、ジャナンダ島へ訪れ島長決定戦へ出場し、顔全体を覆う大けがを負った姿で現れてフシと対峙、圧倒した。ジャナンダ島を出た後にノッカーに寄生され、死亡したかに思われたが、漂流先で介抱された後に子孫を残していた。彼女の子孫達はフシの守護団となり、度々フシの前に姿を現した。
※この「ニナンナ・ヤノメの人々など」の解説は、「不滅のあなたへ」の解説の一部です。
「ニナンナ・ヤノメの人々など」を含む「不滅のあなたへ」の記事については、「不滅のあなたへ」の概要を参照ください。
- ニナンナ・ヤノメの人々などのページへのリンク