トーマス木製レールシリーズ
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「きかんしゃトーマス関連商品」の記事における「トーマス木製レールシリーズ」の解説
1999年、木製玩具会社BRIO社が既発売の製品に追加する形で「BRIOトーマス木製シリーズ」を発売した。2001年ライセンス更新を行わずトーマスシリーズのみ販売を終了したが、その後1992年にBRIO社製品の後継商品を展開する目的でラーニング・カーブ社がシカゴに創立され、同じ年にトーマスのライセンスを取得し、当時社長であったロイ・ウィルソンがプロデュースのもと「トーマス木製レールシリーズ」の製造販売が開始された。2003年にRC2社に買収され、2011年にはRC2社がタカラトミーに買収され、2013年には製造、販売がマテルに移行しているが、ブランド名は一貫してトーマス木製レールシリーズで通している。塗装、製造技術の向上やテレビシリーズの模型からCGへの製作体制変更によるデザインの変更に伴い発売された商品は幾度とマイナーチェンジされたが、2018年にはコスト削減のためボディが短くなり一部未塗装で木の表面を露出させた、今までとは異なる木で作られていることが強調されたデザインへ変更された。しかし、翌2019年にはボディの造形は変更せず、全体が塗装されたデザインに再度変更された。 本シリーズは木製品のぬくもりと素朴さに加え、TVキャラクターにとどまらず原作キャラクターまで商品化している車両の多彩さ、レールも多数の種類があり、情景部品もソドー島ならではのものを多数発売。また特定エピソードを再現したテーマセットも何種類か発売している。2歳から扱える安全性を優先し、また木製であるがゆえに細かいパーツは省かれ、デザインがテレビシリーズに登場するキャラクターデザインとは少し離れているものもあった。手押し製品以外に電池を電源とする電動シリーズや機関室や前照灯が光るもの、テレビシリーズと同様に声がでで喋るものなどが追加発売された。電動車両は木製ではなく亜鉛合金製となっているが、それ以外は木製シリーズのままである。 トーマスの玩具としては後述のプラレールシリーズ同様、日本国内でも認知度の高い商品であり、2000年代前半はトーマスを扱うテレビ番組において本玩具が登場、使用される場合が頻繁にあった。 また、トイザらスやトーマス関連のイベント会場では本製品のレイアウトが幼児が遊ぶための試用品として設置、展示されている。 2007年6月に中国で製造された一部の商品の塗装から基準値を超える鉛が検出され、世界中の取り扱い会社が対象商品の自主回収を発表した。同年9月には回収商品が追加された。 日本では2009年から2012年頃までそれまでのソニー・クリエイティブ・プロダクツに代わって河田が輸入・販売していたが、2018年以降はマテルから販売されている。
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