2009年から2012年
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「ボブソン」の記事における「2009年から2012年」の解説
2009年、メインバンクだった中国銀行の紹介で、住友銀行(現・三井住友銀行)出身の早瀬恵三が設立した経営コンサルタント・投資ファンドであるマイルストーン ターンアラウンド マネジメントが支援に乗り出す。マイルストーン ターンアラウンド マネジメントは新たに東京都港区南青山に本社を置く株式会社ボブソン(以下「新ボブソン」と記述。)を設立。同年10月に、新ボブソンとの間で、ボブソンブランドの事業譲渡契約を締結。翌11月には、正式に2代目ボブソン社からのボブソン事業の譲渡を受けて、「BOBSON(ボブソン)」ブランドの企画・製造・販売事業を引き継いだ。その後は、ブランドイメージの再構築を図るとともに採算性を重視、得意先の選別や百貨店への卸を強化するなど、高付加価値商品の提供に注力し、4か月の変則決算となった2010年(平成22年)2月期には年売上高約10億円を計上した。 しかし、マイルストーン傘下となっても業績は改善せず、資金繰りが悪化。2011年(平成23年)5月2日、東京地方裁判所へ民事再生法の適用を申請。同年3月に発生した東日本大震災によって、取引先からの注文が激減していた。負債総額は2010年2月期末で7億3400万円。 民事再生法適用申請時に6つあった直営店など、事業は継続される方針だった。その後、同年12月7日には再生計画の認可決定を受け、再生計画に従って再建されることとなった。しかし、その再生計画も遂行される見込みがなくなり、2012年4月26日に東京地方裁判所より再生手続の廃止決定を受けた。負債は、2011年2月28日時点で約10億7400万円。 2012年(平成24年)6月1日、東京地裁から破産手続開始決定を受けた。その後、破産手続でBOBSONの商標権などの資産が売却され、清算されることとなった。
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