2009年から2013年の小沢関連の刑事訴訟
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「小沢一郎」の記事における「2009年から2013年の小沢関連の刑事訴訟」の解説
「西松建設事件」および「陸山会事件」も参照 2008年11月19日、西松建設海外事業部の元副事業部長が逮捕され、21日西松建設社長の自宅を家宅捜索、2009年01月14日西松建設元副社長ら4人、21日西松建設前社長が相次いで逮捕された。そして、2009年3月3日に小沢の公設秘書である陸山会会計責任者である大久保隆規が前社長とともに政治資金規正法違反で検察に逮捕、起訴された。なお、この疑惑で事情聴取を受けていた長野知事の元秘書は、2月24日に自殺している他、小沢氏と西松建設の癒着を参院で指摘していた元衆議院議員が3月1日にソウルで心臓発作で死亡、また、3月4日に民主党の金庫番といわれた議員の事務所も全焼している。 当時民主党代表だった小沢は秘書が起訴された責任問題について違法性を否定しつつ検察の捜査を批判し、党代表続投を表明。しかし、この問題における党内の動揺を受け、5月11日に小沢は民主党代表を辞任した。 2010年1月、石川知裕衆議院議員を含め小沢一郎の秘書3人が検察によって政治資金規正法違反容疑で逮捕され、2月に起訴された。小沢本人に関しては嫌疑不十分により不起訴処分となった。それを受けて、当時民主党幹事長だった小沢は検察の捜査を批判しつつ、党幹事長続投を表明した。しかし、4月に検察審査会が1回目の起訴相当議決をする。検察が不起訴としても2回目の起訴相当になった場合、小沢一郎が強制起訴になることから、民主党内に動揺が広がった。また、世論調査では検察批判を含む小沢の説明に納得していない国民が8割おり、党内でも批判が噴出、6月に鳩山由紀夫首相が民主党の政治とカネに決着をつけるべきとして辞意表明をしたこともあり、小沢も民主党幹事長を辞任した。 2010年10月、小沢一郎に対して検察審査会が2回目の起訴相当議決をし、2011年1月に強制起訴された。このことを受け、民主党から裁判の判決確定まで無期限の党員資格停止処分を受けた。 2013年3月13日、小沢の公設秘書である大久保に対して、東京高裁で禁錮3年・執行猶予5年の判決が下され、同27日に上告を断念し判決が確定している。
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