トレノフ・Y・ミノフスキー
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「機動戦士ガンダムの登場人物 ジオン公国軍 (た行-わ行)」の記事における「トレノフ・Y・ミノフスキー」の解説
声 - 坂東尚樹(THE ORIGIN) 本作の多数の設定に関係する架空物質「ミノフスキー粒子」の発見者として、設定上存在する人物。ミノフスキー物理学の提唱者。出身に関しては宇宙世紀0025年サイド3に生まれたという説と、デギン・ザビの手によりサイド4からサイド3に移住したという説がある。のちに軍国主義へ急速な傾斜を見せるジオン公国において、自らの開発した技術が戦争に利用されることを恐れ、宇宙世紀0072年にサイド6を経由して地球連邦へと亡命。これらの技術は連邦側へも伝わることとなる。 漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、一年戦争以前からジオン公国でドズルの指揮下、モビルスーツの開発にも中心人物として携わっていた、という新たなキャラクター設定がなされている。彼自身が発見したミノフスキー粒子とその物理学を応用し、出力を落とすことなく驚異的な小型化に成功した新型の核エンジンが一度は中止命令が出たMS計画を存続させることになる。その後、ザビ家独裁の下で軍事国家へとひた走るジオンの動きを懸念し連邦への亡命を画策する(テム・レイはジオニックのMS計画が軌道に乗り、ミノフスキーを必要としない段階まで来たことも亡命の動機であると考えていた)も、その動きを察知したキシリアが送り込んだラル・シャア・黒い三連星という、後にエースパイロットと謳われることになる搭乗員たちが駆るMSの追撃を受ける。これに対し連邦軍も、博士を保護するために編成したばかりのMS部隊を投入するが、圧倒的力量差で全滅。博士の亡命は失敗に終わり、このとき撃破された連邦軍のガンキャノン試作タイプの下敷きとなって死亡した。またガンダム・ガンキャノンの開発者でアムロの父であるテム・レイは彼の直弟子ということになっている。 「サイバーコミックス」に掲載された漫画『STAMPEDE - ミノフスキー博士物語』(原作:高橋昌也、作画:沖一)では、宇宙世紀元年=西暦1969年説を取っており、幼い頃にチェルノブイリ原子力発電所事故により故郷を追われた経験が安全な核融合炉を作る動機となっている。
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