徳島3X1号【トクシマ3X1ゴウ】(果樹)
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登録番号 | 第12068号 |
登録年月日 | 2004年 6月 4日 | |
農林水産植物の種類 | かんきつ | |
登録品種の名称及びその読み | 徳島3X1号 よみ:トクシマ3X1ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 徳島県 | |
品種登録者の住所 | 徳島県徳島市万代町1丁目1番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 徳永忠士、山尾正実、竹中美香 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、本田系すだちの4倍体育成系統に緑香系すだちを交配して育成されたものであり、果形が扁球、果実の重さが軽、果皮色が黄橙の育成地(徳島県板野郡上板町)では12月中旬に成熟する香酸かんきつである。樹姿は開張、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さは中、節間長は短、枝梢のとげの多少は多である。葉身の形は卵形、波状の程度は中、大きさは小、葉身長は短、葉身幅は狭、網脈の鮮明度は不明である。翼葉の形は紡錘形、葉柄の長さは短、太さは中である。花序の形成は単生、花(花蕾)の重さは軽、花弁の形は紡錘形、長さは短、幅は広、色は白、数は4枚、花糸の分離の程度は一部合一、花粉の多少は多である。果実の形は扁球、果形指数は中、果頂部の形は陥没、放射条溝の有無は無、凹環の有無は有、果梗部の形は球面、放射条溝の多少は多である。果心の充実度は中、大きさは小、果実の重さは軽、果皮の色は黄橙、油胞の大きさは中、密度は密、凹凸は凹、果面の粗滑は粗、果皮の厚さは中、果皮歩合は大、剥皮の難易は中である。じょうのう膜の硬さは軟、さじょうの形及び大きさは中、色は黄橙である。果汁の多少は多、甘味はやや低、酸味は低、香気の多少は中、種子数は無、胚の数は多胚である。発芽期及び開花期は中、成熟期は中で育成地においては12月中旬である。隔年結果性及び浮皮果の発生は中、貯蔵性は短である。本田系すだち及び新居系すだちと比較して、葉身が卵形であること、成熟期が遅いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成4年に徳島県果樹試験場県北分場(現徳島県農林水産総合技術センター果樹研究所県北分場、板野郡上板町)において、本田系すだちの4倍体育成系統に緑香系すだちを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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