志染の里【シジミノサト】(草花類)
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登録番号 | 第5626号 |
登録年月日 | 1997年 7月 15日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 志染の里 よみ:シジミノサト |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 7月 17日 | |
品種登録者の名称 | 木下春雄 | |
品種登録者の住所 | 兵庫県三木市志染町戸田290 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 木下春雄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,出願者所有の無名実生種どうしの自然交配によって得られた株の中から選抜,育成されたものであり,花はスプレイ仕立ての紫ピンクで切花用の小輪花である。 草型は直立性,開花時の草丈は高である。茎の太さは4.0~5.9mm,色は緑,強さは中,稲妻形屈曲は有,摘心後の分枝性は中,節間長は20~29mmである。葉身長は75~99㎜,葉幅は50~74㎜,葉の基部の形は凹形,先端部分の形は尖,一次欠刻は0.30~0.69,二次欠刻の程度はやや高,裂片縁部の重なりは重なる,表面及び裏面の色は緑,光沢度は中,たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,形は2深裂する,大きさは中である。つぼみの形は平,花房の形は平形,花の大きさは50~69㎜,舌状花の重ねは1.5列まで,舌状花数は20未満,管状花数は200~399,分布は集中,全長は8.0~8.9㎜である。花弁の形は平弁及びさじ弁,先端の形は丸い,外花弁及び内花弁の反り方は平,花弁の長さは30~39㎜,幅は10.0~14.9㎜,外花弁の表面の色は紫ピンク(JHS カラーチャート8903),裏面の色は淡紫ピンク(同8902)である。花たくの形は平らな円錐状,大きさは5.0~7.4㎜,総ほう部から花頂部までの高さは30~39㎜,花首の長さは80~99㎜,季咲きの開花期は秋で,育成地(兵庫県三木市)における自然開花は10月中旬である。 「セイローザ」と比較して,花弁の形が平弁及びさじ弁であること,外花弁の表面の色が紫ピンクであること等で,「花ふぶき」と比較して,茎の稲妻形屈曲が有ること,葉の二次欠刻の程度が高いこと,葉裂片縁部の重なりが重なること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者のほ場(兵庫県三木市)において,平成2年に出願者所有の無名実生どうしの自然交配によって得られた種子を播種し,3年にその開花株の中から選抜,育成されたものであり,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,4年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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