恋ほのか【コイホノカ】(食用作物)
登録番号 | 第14884号 | |
登録年月日 | 2007年 3月 2日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 恋ほのか よみ:コイホノカ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 青森県 | |
品種登録者の住所 | 青森県青森市長島一丁目1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 三上泰正、高舘正男、横山裕正、川村陽一、小林渡、舘山元春、前田一春、工藤龍一、中堀登示光、小山田善三、工藤哲夫 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者所有の育成系統に「ふ系143号」(後の「ヤマウタ」)を交配して育成されたものであり、育成地(青森県黒石市)における成熟期は中生、玄米の形が半紡錘形、香りが弱の粳品種である。稈の長さは短、太さは中、止葉葉身の姿勢(初期観察)は半立、葉の緑色の程度は淡緑である。穂の主軸の長さはやや短、穂数はやや多、穂の抽出度は穂軸もよく抽出、主軸の湾曲程度は垂れる、穂型は紡錘状、外穎の毛茸の多少は中、穎色は黄白、外穎先端の色(ふ先色)は白、護穎の長さは中、色は黄白、穎のフェノール反応は無である。芒は有、色(初期観察)は黄白、最長芒の長さは短、芒の分布は全体である。玄米の長さはやや長、幅は狭、形は半紡錘形、色は淡褐、香りは弱である。胚乳の型は粳、出穂期(50%出穂)及び成熟期は中生である。障害型耐冷性は強、穂発芽性は難、耐倒伏性は中、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a、穂いもち及び葉いもちほ場抵抗性は強である。胚乳のアミロース含量は4型、蛋白質含量は中である。「むつほまれ」及び「つがるロマン」と比較して、玄米の形が半紡錘形であること、玄米の香りが強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に青森県農業試験場(現青森県農林総合研究センター、黒石市)において、出願者所有の育成系統に「ふ系143号」(後の「ヤマウタ」)を交配し、7年に雑種第6代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、16年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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