デモルトペア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 15:24 UTC 版)
デモルト 声 - 大友龍三郎 石化していた千年前の魔物の中でも特に強力な一体。アニメ版では「四天王」の位置づけ。 いわゆるデーモンのような姿をしている10m級の巨体の魔物。千年前には「狂戦士(バーサーカー)」と恐れられていた。レイラ曰く「一度暴れ出したら周りが見えなくなるタイプ」であり頭脳戦は苦手だが、攻撃の技術は優れておりその身体能力と冷静かつ的確な指示を下すことが出来るパートナーのヴァイルの存在も合わせて桁外れな戦闘能力を誇る。唯一の弱点は首の後ろ。 ゴーレンに石版にされた後はアフリカで学者達に発見され、清麿の父・清太郎の勤めるイギリスの大学で研究され、管理室に保管されていたが、ゾフィス達によって持ち出された(ビョンコがパムーンの石版を奪った時)。 千年前の魔物を支配下に置くためにゾフィスが用意した「月の石」を保管している部屋に最後の番人として置かれていた。月の石を破壊されて自暴自棄になったヴァイルが「ギルガドム・バルスルク」を発動したことで更に凶暴化し、ヴァイルの指示も命令も聞かない上に単なるエネルギーの元として彼を自分の腹に収めてしまう。しかし最終的には、パートナー覚醒により真の力が目覚めたレイラ以下、一致団結したガッシュ達の力の前に敗れ去る。最終話ではつるはしで、ロップスやコーラルQと共に開拓作業を行っていた。 原作一話の扉絵や、作者の短編『哀愁戦士ヒーローババーン』にも同様なデザインのキャラクターが登場する。呪文 1. ゼモルク 腕の角を蛇腹剣状に伸ばす。スピードがある術。 2. オルダ・ゼモルク 両腕の角を分割された蛇腹剣状にして攻撃する。 3. リゴン・ゼモルク 両腕の角を三節棍に変化させる。 4. ヘドュン・ゼモルク 頭の角が頭部全体を包むほど大きく変形し、同時に急所である首も守る。 5. ラギアント・ジ・ゼモルク 腕に巨大なカートリッジを纏い、強力なパイルバンカーを4連続で放つ。威力は本人が調節できるようだが、作中では4発とも「マキシマム」(デモルト自身の発声)で放たれている。1発の威力はティオの「マ・セシルド」をいとも容易く破壊するほど。 6. ディオエムル・ゼモルク 炎を纏った強力なパンチを繰り出す。炎はパティの「アシルド」を蒸発させる程。 7. バウロ・ウルク 広げた翼で宙を飛ぶ。 8. ギルガドム・バルスルク 全身を緑色の鎧で覆って強化する(勿論、弱点である首の後ろもガードされる)。また、言葉をまともに話すようにもなるが凶暴化する(アニメ版ではこれが本来の人格であり、ゾフィスによってこの術に封じられたとされる)。その力はただのパンチでティオの「マ・セシルド」をも破壊することが出来るほど。アニメ版では心の力を増幅させることでさらに強化でき、この状態になると肉体強化の力が強力過ぎる故に、鎧さえもそれに耐えきれず逆に砕けてしまう。また数が減っていたとはいえレイラの「ミベルナ・マ・ミグロン」すらも全く通用しない。ゾフィスもこの術を警戒しており、ヴァイルに「使わないように」と警告していた。 ローベルト・ヴァイル 声 - 二又一成 デモルトの本(鉄紺)の持ち主。長髪の男で、玄宗と同様ゾフィスに心を操られていない(彼もゾフィスによって、デモルトの本が読めるよう最低限の操作を受けている)。 自暴自棄で過ごしていた所をゾフィスに出会ったらしく、ゾフィスに協力する報酬として人の心を操作することができる「月の石」を貰う約束をし、その実現のために望んで参戦する。性格は残虐非道で、月の石を悪用し人々を支配し悪事を働かせようと企んでいる。頭脳戦を得意とし我武者羅に戦うしか能のないデモルトを何倍も強くさせ、好き放題に暴れた。 月の石を破壊されたことで人生で唯一努力したことがパーになって絶望しヤケになり、禁術にてデモルトの凶暴性を目覚めさせてしまい、本ごと飲み込まれて心の力を出すだけの存在とさせられてしまう。デモルトが戦闘不能になりその腹の中から解放されると、ガッシュ達に恐れをなして無残に慌ててどこかへと逃げていった。
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