デザインと特長
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/05 06:19 UTC 版)
「日立マジックワンド」の記事における「デザインと特長」の解説
マジックワンドは長さ30センチメートル (12 inch) 、540グラム (1.2 lb)という大きさである。ラバーに覆われた6.4センチメートル (2.5 inch)のヘッドをあてがうことで、筋肉や神経に刺激を与えることができる。この頭部と本体を結合している部分には柔軟性がある。1.8メートル (6 ft)の電源コードが付属しており、110Vの交流電源を使用して可動させる。したがって電池式ではない。毎分5,000回転と6,000回転という2つのモードがあり(それぞれ83Hzと100Hzに相当)、本体についているスイッチで切り替えることができる。セクシャル&リレーションシップ・セラピー誌によれば、厳密には低回転時は89Hzで高回転時は101Hz、185.7μgの加速度で、0.45ミリメートルの変位(振動)をしている。もともと性的な刺激を与える目的でつくられていないため、この用途で使うと欠点もいくつかみつかる。サイズが大きく、かさばるという以外にも、電源がコード式のため動きには制限が加わるし、防雨性・耐水性もない。また25分以上使用するとオーバーヒートしてしまう。コンセントの互換性の問題もあり、国によっては本来の性能で使うことができない。 マジックワンドが普及したことでアフターマーケットが拡大し、カラーリングや素材、ヘッドの形状など購入できるアタッチメントの種類も増えた。こうした付属品は日立とは無関係の会社で製造されている。本体のみでも、クリトリスを刺激するバイブレーターとしては十分であり、女性はオーガズムに達することができるが、ヘッドに重ねて使用するアタッチメントを使えば、クリトリスへの刺激を強めることもできる。「ワンダーワンド」というアタッチメントなら、女性は膣の深いところまで振動を感じることができる。ダーマトロジー・オンライン・ジャーナルに掲載された論文によると、この「ワンダーワンド」はプラスチック素材でできているが一定の硬さがあり、使用後には洗うことも容易である。挿入感を得たり、質感を好みのものにするためのシリコン素材のアタッチメントもある。同じようにして装着する「Gスポッター」というアタッチメントを使うと、マジックワンドはGスポットを刺激するバイブレーターとなる。「ジーウィズ」というアタッチメントも同じようにGスポットの刺激を目的とした製品である。「フラッファー・チップ・ワンド・アタッチメント」もヘッドの上に取り付けることができ、疑似的なクンニリングスの感覚が得られる。マジックワンドを固定するまくら台として「リベレイター・アクシス」という製品もあり、この台を使うとマスターベーションの間、マッサージ機を手で持っている必要がなくなる。アタッチメントはベティ・ドッドソンのウェブサイトでも販売しており、使い方もイラスト入りで分かりやすく解説されている。男性もこのマッサージャーをペニスにあてがえば、前立腺に性的な刺激を得ることができる。器具にかぶせて使うペニスカップも製造されており、これを使うと男性がマスターベーションをするときにスリーブのように機能する。日本では、直腸から前立腺に刺激を与えるための男性用アタッチメントが販売されている。
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