デザインと演技
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/30 05:01 UTC 版)
多くのマペットは手で動かすものと棒で動かすものの複合型である。キャラクターによって様々な見た目を持つが、その多くがとても大きな口と突き出た目、フェルトのような質感の肌を持つ。モチーフとなるものは動物だけでなく、人間やロボット、神話上の生き物、そしてモチーフが無い全く新しい生き物の場合もある。 マペットとその演者(マペティアと呼ばれる事が多い)は腹話術で使われる人形と演者とは異なる。腹話術の場合は演者の姿もカメラに映るが、マペットは多くの場合演者はカメラに映らないように操縦を行い、演者をいないものとして扱う。ライブ・パフォーマンスの際はテーブルなどの下に隠れながらマペットの操縦を行う。これは人形の内部に手を入れるだけでなく、観客からは見えづらい糸でマペットの細かい動きを表現しているため可能になったものである。つまり演者が右手を使ってマペットの体を表現し、左手を使って手や足を動かしているため、必然的に多くのマペットは左利きとなる。また、たとえ演者の姿が見えていたとしても、マペットを動かしているときはそのキャラクターとして振る舞うよう徹底されている。 マペットの技術が向上すると、二人以上で動かしたり、ラジオコントロールで操作されるマペットも登場するようになった。これによって演者が画面に映らずともマペットが自由自在に動けるようになり、マペットが自転車に乗ったり、ボートを漕いだり、もしくはステージの上で自由自在に踊るといった場面を撮影できるようになった。
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