デザインと描画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 00:52 UTC 版)
アーマックは「Ultimate Mortal Kombat 3」と1996年の「Mortal Kombat Trilogy」に登場し、俳優のジョン・タークが演じた。既存の忍者の色違いキャラクターであり、赤い装束を纏い、色黒の肌を持つ。「MK:D」では8年ぶりにプレイアブルキャラクターとして復帰。同作では、シリーズのリードキャラクターデザイナー兼アートディレクターであるスティーブ・ベランによって、大幅なデザインの変更が施された 。ベランは、過去作のキャラクターをリファインする目的は、以前のデザインと大きく差別化するためだと説明している。『MK:D』のアーマックのデザインはMK9でも引き継がれているが、服の色合いがやや黒みがかっている。 「MKX」では、アーマックはよりスリムにデザインされ、身に着けているマスクは顔の大部分が露わになり、腐敗した皮膚が露出している。NetherRealm Studiosによると、彼の痩せこけた姿は体内の魂のコントロールを失った結果であり、肉体を維持するために『MK:D』の服の胸部のデザインを模した金属のタリスマンを胸部に貼り付けている。キャラクター・アーティストのジャスティン・マーレイによるコンセプト・アートワークでは、タリスマンは当初顔を覆っており、「頭蓋骨の奥までしっかりと釘付け」されていた。 マーレイによる初期のデザインでは、アーマックはより屈強で、黒一色の姿であった。「MKX」のアーマックのフェイタリティの1つ「Inner Workings」は、相手を宙に浮かせ、空中で背骨を折り、念力で口から胃腸を引き抜くという内容である。このフィニッシャーは、このゲームのリードデザイナーであるジョン・エドワーズが考案した。「このゲームのピッチミーティングに参加したのを覚えているよ。みんなは『ユニークで気持ち悪い』的な感想を言っていた。私はそれをかなり誇りに思っている」と述べている。このフィニッシャーの生々しさを表現するため、スライムとラバーカップが効果音の作成に用いられた。
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