デガナウィダの伝説とは? わかりやすく解説

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デガナウィダの伝説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 05:45 UTC 版)

デガナウィダ」の記事における「デガナウィダの伝説」の解説

デガナウィダ」は、「流れ二つの川」という意味。1550年ごろ、現在のカナダ・オンタリオキングストンワイアンドット族ヒューロン族)の両親の元、7人兄弟のうちの一人として生まれた当時五大湖南側では、カユーガ族、モホーク族オナイダ族、オノンダーガ族、セネカ族の5つ部族激しく争い合い多くの血が流されていた。 伝説によれば母親デガナウィダ生まれ前に生まれたばかりの息子部族崩壊させる」というビジョン啓示)を受けたため、祖母二人で生まれてきたこの赤ん坊毎朝、川で溺死させようとした。三日に渡るこの試みでもデガナウィダは死ななかったため、母親は彼を育てることにした。 またある伝説では、「偉大な空の精霊酋長が、平和と力のメッセージ五大湖南側5つ部族もたらすデガナウィダという息子地上送ってくれる」という夢を見た母親が、彼を生んだデガナウィダ名付けたという。 成長したデガナウィダは、インディアン部族間の和平調停望みを母と祖母語り、その賛同得て白い石舟乗って湖にこぎ出したと言われ、石の舟に乗る彼を見て人々驚き、その和平の力を確信したという。 デガナウィダ和平のために湖の南へと旅をした。彼はあちこち和平呼びかけ行い、湖の東にあるモホーク族ハイアワサ出会ったハイアワサでも強力な戦士であり、人食いでもあったが、戦い虚しさ感じ眠れない夜過ごしていた。ハイアワサ家族集めデガナウィダの話を聞くことにした。デガナウィダはこう話し始めた。「私は、天空の大精霊酋長良き知らせとともに来ました。国同士戦いは終わらなければなりません。良き精霊は、人間たちが血を流し合うことを決し望んでいません。」 ひとりの男が、「しかし我々が戦わなければ近隣部族殺される。」と返すと、デガナウィダは「近隣部族は、私の和平呼びかけをすでに受け入れています」と答えた。こうしてハイアワサ部族彼の呼びかけ受け入れたデガナウィダ去りがけに、ハイアワサにオノンダーガ族の強力な戦士であるタドダホが強く和平反対していることを伝え、オノンダーガののある東へ向かったそのあと不思議なことにひと月の間にハイアワサ三人の娘が立て続け死んでしまった。悲しみにくれたハイアワサはひとりデガナウィダの後を追い長い苦難の旅ののちに彼に会い、その悲しみ癒してもらううちに、和平呼びかけ力を貸す誓った伝説では、ハイアワサがオノンダーガ族の戦士タドダホの住む山の洞穴へ行くと、タドダホは恐ろしい顔と髪にヘビ絡ませた怪物のような男で、ハイアワサ驚かせた。ハイアワサはタドダホの髪からヘビ梳きとってやり、部族和平会議参加させたという。

※この「デガナウィダの伝説」の解説は、「デガナウィダ」の解説の一部です。
「デガナウィダの伝説」を含む「デガナウィダ」の記事については、「デガナウィダ」の概要を参照ください。

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