differentiate
「differentiate」とは、区別する・差別化する・分化することを意味する英語表現である。
「differentiate」とは・「differentiate」の意味
「differentiate」には、他動詞と自動詞の両方の意味がある。他動詞として使う場合、識別する・差別化する・違いをつけるといった意味になる。一方自動詞の場合には、違いが出てくる・分化するの意味で使われている。数学で「differentiate」という英語表現を使う場合には、微分する・導関数を計算することを意味している。ほかにも種分化するや目立つという意味もある。また「differentiate」は、現在分詞だと「differentiating」、過去形と過去分詞は「differentiated」、三人称単数現在の場合は「differentiates」と表記する。「differentiate」の過去形と過去分詞の表現である「differentiated」は形容詞としても使われていて、分化型の・識別するの意味を持つ。
「differentiate」の発音・読み方
「differentiate」における発音記号は、「dìfərénʃièit」である。カタカナで発音を表記すると「ディファレンシエイト」とする場合が多いが、「ディィファレェンシィエイトゥ」と表記したほうが実際の発音に近くなる。「differentiate」の語源・由来
「differentiate」は、ラテン語の「differentia(差異)」を語源とする英語表現である。「differentiate」の類語
「differentiate」を「区別する」の意味で使う場合の類語には、以下の表現などがあげられる。・distinguish
・separate
・tell
・discriminate
「目立つ」の意味で使う場合、「differentiate」には以下のような類語がある。
・mark
・distinguish
「種分化する」の意味なら、以下の表現が類語に該当する。
・specialize
・speciate
「differentiate」と「distinguish」の違い
「differentiate」と「distinguish」は、どちらも「区別する」の意味で使われるが、使い方のニュアンスには違いが存在している。例えば「differentiate」の場合、同じ種類の中からその違いを見つけて差別化するという意味で使われることが多い。例えば「differentiate the real dollar bills from the bogus dollar bills」なら「本物のドル紙幣と偽物を区別する」という意味になる。「distinguish」は、物事の違いを認識して区別するというニュアンスで使われている。例えば「City government must distinguish this case」で「市役所はこの事例を識別する必要がある」のような使い方があげられる。このほかにも「区別する」の意味で使われる英語表現には、「tell」や「discriminate」があげられる。「tell」は「distinguish」より口語的な使い方をする場合が多く、物事の違いを見分けることを意味している。例えば「Can you tell green from blue?(緑と青を見分けられるか?)」などの使い方がある。「discriminate」は、微妙な違いを見分ける時に使用する表現で、区別するよりも差別するというニュアンスで使われる場合も多く、「It is wrong of you to discriminate against people because of their race(人を人種で差別するのは間違っている)」などの形で使われる。
「differentiate」を含む英熟語・英語表現
「differentiate into」とは
「differentiate into」には、区別する・特殊化する・分化するという意味がある。特に細胞関連の言葉で「~を分化する」の意味で使われる場合が多い。例えば以下のような使い方があげられる。
・differentiate into effector cells
エフェクター細胞に分化する
・differentiate into macrophage
マクロファージに分化する
・differentiate into mature cells
成熟細胞に分化する
・rapidly differentiate into
急速に~に分化する
「differentiate」に関連する用語の解説
「differentiation」とは
「differentiate」に関連した英語表現の1つには、「differentiation」があげられる。「differentiation」の読み方は「ディファレンシエイション」で、区別・差別化のことを意味する名詞である。また生物の場合には、「differentiate」は分化の意味で使われている。また「differentiate」は数学だと微分するの意味になるが、「differentiation」の場合には微分法のことを意味している。
「differentiate」は、以下のような表現で使われている。
・identity and differentiate
同じことと異なること
・differentiate ability
分化能
・differentiate activity
分化活性
・differentiate algorithm
微分アルゴリズム
・differentiate element
微分要素
「differentiate」の使い方・例文
「differentiate」の使い方には、以下のような例文があげられる。・It is necessary to develop new products that can be differentiated from other companies.
他社と差別化できる新商品の開発が必要である。
・These two plants are difficult to differentiate.
これら2つの植物は識別が難しい。
・He found the features that differentiate this fish from others.
彼はこの魚と他の魚を区別する特徴を発見した。
・We are required to differentiate them correctly.
私たちはそれらを正しく区別することを求められている。
・Can you differentiate the temple from the shrine?
お寺と神社の違いがわかるか?
・This genus of plants differentiates into many species.
この属の植物は多くの種に分化される。
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