ディアコノス
執事 (キリスト教)
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執事(しつじ、ギリシア語: διακονος, ラテン語: diaconus, 英語: deacon)とは、キリスト教会における役職の一つ。また、その役職を担う人を指す[1]。
- ^ 執事 - 精選版 日本国語大辞典、コトバンク、小学館、朝日新聞社、2020年4月11日閲覧。
- ^ 『新約聖書』における διακονος の英語翻訳例は Strong's Greek: 1249. διάκονος (diakonos) を参照(2020年4月10日閲覧)。
- ^ a b 助祭 - ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典、コトバンク、ブリタニカ・ジャパン、朝日新聞社、2020年4月11日閲覧。
- ^ Herbert Thurston (1908), “Deacons”, カトリック百科事典, Robert Appleton Company. New Advent 2020年4月10日閲覧。
- ^ 現代の聖書学者の通説によれば両者は異なる(J. アリエタ、J. P. ラベル「助祭」『新カトリック大事典』研究社Online Dictionary, 2020年4月11日閲覧)。
- ^ 荒井献『新約聖書の女性観』岩波書店〈岩波セミナーブックス〉、1988年、204-205頁。
- ^ 正教会の執事は他教派の教会役員に相当する。
- ^ a b c かたち-聖職者と修道士:日本正教会 The Orthodox Church in Japan(アーカイブ、2020年4月11日閲覧。)
- ^ プロテスタント諸教派や聖公会の「執事」、カトリック教会の「助祭」。
- ^ ジャン・カルヴァン『キリスト教綱要』
- ^ ヘンリー・シーセン『組織神学』聖書図書刊行会
- ^ 岡田稔『岡田稔著作集』いのちのことば社
- 1 執事 (キリスト教)とは
- 2 執事 (キリスト教)の概要
- 3 関連項目
ディアコノス
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「執事 (キリスト教)」の記事における「ディアコノス」の解説
口語訳聖書などで執事と訳されているギリシア語の「ディアコノス」を、日本のカトリック教会では助祭と呼び、プロテスタント各教派と聖公会では執事と呼ぶ。 カトリック教会における助祭は、司祭に次ぐ聖職位である。 聖公会とプロテスタントにおける執事は、『使徒言行録』6章に記された、初代教会において使徒たちを「食事の世話」などの共同体の雑用から解放し宣教に専念させるために置かれた職位を継承するものとされる。 監督制の聖公会と、長老制の改革派教会・長老派教会では等しく執事と言うがその内容は異なる。 会衆制の教会では、一部の専門職を除き、全ての役員を執事と呼ぶ。 聖公会における執事は、位階のうちで司祭の補佐を務める聖職位。 長老制の教会(改革派教会、長老派教会など)における執事は、会計と福祉を担当する信徒職。 会衆制の教会における執事は、教会(神と教会員)に仕える者を意味する信徒職。牧師も信徒の一員とされるため広義では執事。
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